コウチーニョよりも…ジャック・グリーリッシュ獲得を優先すべきだと思うのだが、いかがだろうか?

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グリーリッシュ 移籍

今年昇格したアストン・ビラ。背番号10を背負い、チームの中心であり、キャプテンを務めるのが、ジャック・グリーリッシュ。バーミンガムに生まれ、自身も生粋のアストン・ビラのサポーター。2013年にマンチェスター・シティ戦でプレミアリーグデビューを飾り、翌2014-15シーズンでは17試合に出場。2016年にアストン・ビラは不調に陥り、降格を経験。今期は久しぶりのプレミアリーグで、グリーリッシュもすでに2ゴール4アシストとミッドフィルダーとして活躍中。

2018年の移籍市場ではビッグクラブから注視され、トットナム移籍も濃厚と言われていたが、最終的には残留。愛するクラブでプレーすることを決断した。決断の背景にはエジプトの富豪からの投資があったらしく、資金の心配もなくなったことから移籍を取りやめたと言われる。

攻撃センス

高い技術を持ち、ドリブルスキルにも優れる。スルーパスやフリーキックも正確で、試合をとしてチャンスを作り続ける。距離のあるシュートも、弾丸で叩き込むこともできるし、カーブをかけてコースを狙うこともできる。

さらには、自ら仕掛けてペナルティエリアにするっと進入し、ゴールやアシストを生み出すことも可能。空中戦やフィジカルバトルでは劣るが、それらをいなすスキルを心得ている。

実績として、今シーズンは9ゴール6アシストを記録しており、プレミアリーグ得点王ランキングでも17位にランクイン。ガブリエル・ジェズス(マンC)やリシャルリソン(エバートン)、ケビン・デ・ブライネ(マンC)に次ぐ得点を挙げており、上位チームに所属していればもっと得点があげられる可能性はとても高い。

また、得点力不足に悩むFW陣が多いアストンビラで、6アシストは立派な成績だろう。周りを活かしながら、いざというと時は自分で決めに行ける。今期アストンビラを引っ張る孤高のキャプテンは、ステップアップの準備万端だ。

ポジションの合致

マネの代わりがいないリバプールにおいて、左ウインガーとしてプレーできるグリーリッシュは貴重な戦力になる。加えて、ミッドフィルダーの位置でもプレー可能で、ワイナルドゥムやヘンダーソンの代わりになり得る。

たしかに、コウチーニョも同じポジションでプレーできる。事実、バルセロナ移籍の前までメインポジションである左ウイングのほか、インサイドハーフで試す試合も少なくなかった。ただ、100%機能しているかいえば、そうではない。

攻撃は圧倒的だが、守備に変わった時にコウチーニョはフィジカル的に弾かれてしまう。守備にも走れる選手であるが、ボール奪取やボール際での激しさがゲーゲンプレスには足りていなかった。

その点、グリーリッシュは強いメンタリティーを有している。イングランド人らしく、激しく相手に当たりにいける。守備的な能力値は現時点で低い。懸念点ではあるものの、「しつこさ」と「ポジショニング」を覚えれれば、十分にカバーできる。

移籍金が高騰する可能性大

ユナイテッドやシティのマンチェスター勢が獲得を目論んでいるとの報道が加熱しているグリーリッシュだけに、移籍金が高騰する可能性が非常に大きい。過剰な移籍金を支払わないリバプールにとって、現状の市場価値は高すぎるだろう。

コロナの影響でさらに台所事情が切迫しているとも伝えられるリバプールだけに、もっと掘り出し物を探し出してくるかもしれない。優秀なリバプールスカウトチームに期待しつつ、ジャック・グリーリッシュが加入した場面を想像しながら過ごしてみようと思う。

(*コウチーニョ自身とはなんら軋轢はありません。むしろ歓迎の立場です。)

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