アーセナル若手有望株ブカヨ・サカに選択のときが迫る

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喜ぶサカ 移籍

今シーズン売り出し中のU-19イングランド代表、ブカヨ・サカ。所属するアーセナルでは、左ウイング(左WG)を主戦場とする選手にも関わらず、左サイドバック(左SB)で多くの出場機会を得ている。キーラン・ティアニーの負傷によるものだが、セアド・コラシナツを抑えて、プレミアリーグ19試合3アシストで、苦しむチーム事情ながらも好成績を残している。

サカへの強い興味を示しているが、リバプール。来年の夏にアーセナルとの契約が切れるため、移籍金も格安もしくはフリーでの獲得が可能になる。実現した場合、移籍にかかる費用と選手のポテンシャルから、最適な補強となることは間違いない。

他クラブからの興味に対して、アーセナルはサカとの契約延長を急いでいる。5年契約を準備し、交渉が早々にまとめるため動いているが、新型コロナの影響を受け、交渉は一旦ストップしている。魅力的な契約内容で、今夏にもまとまることを願っている。

リバプールではどんな役割?

リバプールからすれば、新契約にサインしないことを願っている。元来のポジションである左WGや右WGで、直近ではマネやサラーのバックアップ、将来的なスタメンとして計算できる。

現時点では、ポジションやアーセナルの戦術の影響もあり、得点力は乏しい。ただ、サイドでの崩しやアシストはすでに魅力的だ。左足を軸にした鋭いドリブルで相手を外し、ペナルティエリア付近から繰り出すグラウンダーでのクロスは特徴的なプレーのひとつ。

さらに、攻撃的なサイドバックが必須なリバプールにとって、左SBもできるサカは喉から手が出るほどに欲しい人材。ロバートソンの負担を減らす傍ら、ベテランの領域に達するミルナーを中盤に専念させられる。左サイドを制圧するタイプの選手はリバプールにおらず、貴重なオプションになり得るだろう。

ブカヨ・サカがアーセナルの未来に期待を抱いているかはわからないが、これまで育ててもらった恩は感じているはず。また、アーセナルが必死の思いで引き止めることは明白。しかし、リバプールファンからすると、クロップの元でプレーし、将来的にジェラード監督の指揮の下でアンフィールドを歓喜の渦に巻き込む姿を見てみたいものである。

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