今シーズン圧倒的な強さでセリアBを制覇したフィリッポ・インザーギ率いるベネヴェント。元イタリア代表クリスティアン・マッジョも所属するクラブで、セリアA挑戦に向け実力者の補強に動いている。
現役引退を表明した元ドイツ代表アンドレ・シュールレやマリオ・マンジュキッチ、さらに長友佑都の名前も噂にあがるほど、選手層の厚みを強化するためにの補強プランを押し進めている。もっとも加入が近づいたのは、ロイク・レミー。かつてチェルシーにも在籍したフォワードで、今シーズン限りでリールとの契約満了で退団。3年契約に合意し移籍する予定であったが、メディカルチェックに不合格となり移籍は頓挫した。
レミーはかつてリバプール加入が迫っていた際にもメディカルチェックに引っ掛かり、移籍が取り消しになった過去を持つ。最終的にはチェルシーへ移籍したが、スタメンの座を確保するには至らず、3年目にはローン移籍、4年目で退団している。
ストライカー確保に失敗した形のベネヴェントは、同じく無所属のダニエル・スタリッジにターゲットを変更。他にもフェルナンド・ジョレンテにも関心を示している模様。
スタリッジはシーズン途中にも関わらずトラブゾンスポルとの契約を合意解除。3年契約を結んでいたものの、ギャンブル規則の違反によって4ヶ月の活動停止処分。これを受け、クラブは話し合いおん末、今年3月にスタリッジの退団が決定している。
すでに活動停止期間が終了しているため、今回ベネヴェントが獲得へと動き出した。スタリッジ本人は国やリーグを限定せず、すべてのオプションにオープンである一方で、イングランド帰還も望んでいる。
プレミア勢でいえば、アストン・ビラが昨年フリー移籍を狙っていたが、成就せず。去就次第で、得点力に悩み続けたアストン・ビラが再度スタリッジに関心を示す可能性は低くない。