報道によるとチアゴ・アルカンタラは4年契約に個人合意。かねてから移籍の噂があがっていた元バルセロナ選手の補強が具体的に動き出した。
チャンピオンズリーグではバイエルン・ミュンヘンの一員として、バルセロナ相手に好パフォーマンスを披露し、8点を奪い取り大勝に貢献。中盤の底から攻撃を組み立て、攻撃にリズムを与えつつ、守備面でも献身性を発揮した。
残るは3000万ユーロ(約39億円)に設定されているバイエルンの要求額をリバプールが支払えるかどうか。厳密に言えば、契約が残り1年となるスペイン代表MFの移籍金をリバプールが支払う意思があるかにかかっている。
金額的には、例えばハリー・ウィルソンやロリス・カリウスなど放出候補を移籍させられれば、十分に支払える金額。バイエルンも要求額の値引きを行っており、これ以上の値引きは難しそうだ。とはいえ、交渉人マイケル・エドワーズがどこまで切り込んでいき、移籍金の交渉に持っていけるかが勝負になりそう。
チアゴ本人はリバプール加入に前向きであり、すでにリバプールで家を探しているとも言われる。ユルゲン・クロップ監督も能力は大絶賛しており、加入にGOサインを出している。
アダム・ララーナが抜けた中盤の穴を埋めるどころか、アップデートさせることができる人材であり、来季の連覇に向けた素晴らしい補強となるのは確実。
チャンピオンズリーグを制覇したのちに、プレミアリーグ王者へ仲間入りすることになるのか。動向にはとても注目したい!