大敗に揺れるバルセロナからベテラン勢が大量退団? – ルイス・スアレスのリバプール帰還シナリオはあり得るか…

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ルイス・ルアレス 移籍

チャンピオンズリーグ準々決勝にて、ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンに8得点を奪われ、類を見ない敗戦を喫したバルセロナ。過去を振り返れば、2シーズン前にASローマ相手に大逆転で敗退。さらに昨年もリバプールにアンフィールドで3点差をひっくり返され、姿を消している。

フィリペ・コウチーニョやウサマン・デンベレに大金を支払ったが、大成せず。いまだにリオネル・メッシ頼みから抜け出せない上で、主力組がベテランに差し掛かっており、チームの若返りと再構築が求められている。そんな折、前監督が解任され、オランダ代表で好成績を収めていたロナルド・クーマンが新監督して招かれた。

クーマン新監督はすでにルイス・スアレス、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、セルジオ・ブスケッツの4選手の去就について決断を下した。フラムへの移籍が持ち上がったディフェンスリーダーのみクーマンの構想に残っており、他の3名については移籍を容認する構えだ。

リオネル・メッシを主軸に置く構想は大きく変わらないが、同年代の選手たちがクラブを離れる時期が来ているのかもしれない。メッシと仲の良いルイス・スアレスやピッチでのメッシと抜群のコンビネーションを見せるアルバにはメッシの口利きが発動する可能性もあるが、はたして…

アンフィールドで躍動したウルグアイ代表FW

ルイス・スアレスといえば、かつてのリバプールのエース。2011年に加入してからは圧倒的なスキルと得点への嗅覚でゴールとアシストにと大活躍。ダニエル・スタリッジとの相性は抜群で、2013/14シーズンにはプレミアリーグ2位に大きく貢献。33試合31ゴールと大暴れし、ゴールデンブーツにくなど個人賞を総なめ。このシーズンを最後に、さらなる飛躍を求め、バルセロナへと旅立っていった。

3シーズンにわたりリバプールでゴールを量産したウルグアイ代表FWは、133試合82得点と素晴らしい成績を残した。アシストも47に上り、万能型FWの地位を確固たるものにした。もともと2012/13シーズンに退団するはずだったが、ジェラードなどの説得により残留した経緯を持つ。アーセナルが契約解除条項の移籍金額にたった1ポンドをプラスしたオファーを出したのは何とも有名な話。

噛みつき事件など頻繁に発生したものの、いまでもリバプールで語り継がれるスアレスのアンフィールド帰還はあり得るのだろうか。クーマン新監督の構想では、絶対的な存在ではなくなった元アヤックスFWには、古巣アヤックスが関心を示している模様。一方で、スアレス本人はバルセロナ残留に向けて全力を尽くすはずだ。

スアレス獲得の可能性…?

半ば戦力外スアレスのリバプール復帰も考えられないストーリーではない。フィルミーノのバックアップに加えて、フィルミーノとの2トップというオプションも考えられ、攻撃のバリエーションが広がる。いまでも十分にプレミアリーグで通用する能力を持っており、プレミアリーグでの日々は忘れ難きものであろう。

問題は年齢とキャラクター。今年で33歳となったベテランFWは、リバプールの補強方針に全く合わない。その上で、南野拓実やディボク・オリギら20代中盤のアタッカーを有しており、スタメン確保は至難の技であり、移籍の段階でスタメンの確約は与えられない。

また、我が強すぎる性格は、フロントスリーのバランスを崩す可能性が大きい。モハメド・サラーのエゴが問題視される場面も多々あるが、その反面で献身的なプレーも目立つ。スアレスも献身性には定評があるものの、年齢を考慮すると以前ほどに走り回るのは厳しい。

先発の座が確約されてないチームへの移籍を望むのは考えにくく、クロップサッカーにフィットするとは言いにくいことからも、獲得に動く可能性は限りなく低い。若手FWリアン・ブリュースターを育てる方が、明らかに賢明な選択となる。

ルイス・スアレスが来シーズン、どこのクラブで活躍するかはわからない。例えそれがオランダであっても、カンプノウであっても、能力に疑いの余地はない。リバプール時代のように、ゴールにアシストにと…大暴れしてくれることを期待している。

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