1st interview with LFC(Part①)- 新加入チアゴ・アルカンタラが語った完全移籍の裏側

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thiago - interview part 01 チーム

コスタス・ツィミカス以来のシニアプレーヤーとしての補強となったチアゴ・アルカンタラ。バイエルン・ミュンヘンで7シーズンを過ごし、29歳で新たなチャレンジを望んだスペイン代表MFが選んだクラブが、我らがリバプール。

チャンピオンズリーグ制覇を置き土産にドイツに別れを告げたチアゴにかかる期待は大きい。プレミアリーグ王者への移籍に際して、クラブOBシャビ・アロンソやフィリペ・コウチーニョからのリバプール移籍をオススメされ、内情も聞いた上での決断であった。

なぜリバプールが次のチャレンジに最適だったのですか?

「何年もの間、試合に勝利するためにベストを尽くして、勝利を手に入れたら、もっと勝ちたくなるのが僕なんだ。このクラブであれば、数多くのタイトルを勝ち取れると思う。それにファミリーのような関係が必要で、常にクラブとは良好で近い関係性を維持してきたし、このクラブであれば、同じように振る舞えると思ったんだ。」

リバプール移籍で得られることについて誰にか、特に過去ここでプレーした選手に相談しましたか?

「もちろん。サッカー視点では、リバプールは数年間ずっと素晴らしいパフォーマンスを見せている。毎年凄みは増しているし、ここについては触れないわけにはいかない。ただそれ以上に、家族や生活環境の要素が強いんだ。街はどんなところか?どこに行けばいい?生活はどうだい?…フィリペ・コウチーニョやシャビ・アロンソのアドバイスが最後の後押しになったよ。」

移籍が決まるまでの数日間や数時間はいかがでしたか?

「正直に話せば、辛い瞬間だった。7年間もバイエルン・ミュンヘンに在籍して、素晴らしいクラブで、素晴らしい人々に恵まれて、街も最高だった。ほんとに難しい決断を下したけど、最終的にはリバプール移籍を選んだから、迷いはないよ。」

2019年チャンピオンズリーグで、バイエルンの一員としてアンフィールドでプレーした時のことを憶えていますか?

「実はあの時は2回目だったんだ。最初に来たのは5歳か6歳の頃に、セルタに所属していた父がリバプールと対戦したとき。たぶんUEFAカップだと思う。2度目のアンフィールドでは、守備に徹する計画は全くなくて、試合中ずっとディフェンスしているのは嫌だからね。それでも、リバプールが上回っていたから、適応しないといけなくなった。ここでプレーするのは最高だった。」

いまはここがホームになり、そのうちにサポーターの前でプレーします。アンフィールドがホームになることに興奮してますか?

「興奮しているさ。プレーできることだけじゃなくて、チームメイトと一緒にトレーニングできることにも。監督の考えを知り、どのようにチームが機能しているか把握できるからね。彼らを助けたいし、仮にいま以上チームがよくなったら、僕自身も成長できる。そうなるように願ってるよ。」

リバプールと対戦したときに、何か気づいたことはありましたか?

「いや、いつもの通り試合に向けて準備していた。2〜3試合を観て、どう攻撃を仕掛けて、どのように守って、どこが弱点になるかを分析し、毎試合のように洗い出そうとした。もちろん、彼らの強みもね。だから、その時はあまりここに来てプレーしたいとか思いを抱いたことはなくて、大事な試合のひとつとして捉えていただけだったよ。」

バイエルンとチャンピオンズリーグで対戦したシーズンは、リバプールがヨーロッパの頂点に立ちました。その後プレミアリーグを含め複数のトロフィーを獲得したクラブを外から見ていて、どう感じていましたか?

「リバプールが一昨年もプレミアリーグ王者に輝いていても不思議ではなかったけど、運に見放された。常にタイトルのために戦えるチームだし、今年は早い段階からプレミア王者に相応しかった。選手たちや監督にはおめでとうと言いたいし、端から見ていても、ここでの日々はほんとに素敵だと思っていたよ。」

チャンピオンズリーグ優勝は、バイエルン・ミュンヘン退団を一層難しくしましたか?

バイエルンでヨーロッパ王者になれたのは最高だったし、一番の最高な瞬間と言っても過言じゃない。7年間の長い間、あのトロフィーを狙っていたし、最後の年に成し遂げられた。選手たちに退団を伝えたことが、優勝に向けた僕からの檄になったのかもしれないね。」

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