初ゴールまでは6ヶ月待ち!201cmのポストプレーヤー “ピーター・クラウチ”の記憶

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Peter Crouchレジェンド

イングランド北西部マンチェスターから約25kmほど離れたマックルズフィールドに生まれたピーター・クラウチは、地元を離れ、トッテナムアカデミーに入団。その後、201cmのポストプレーヤーは移籍を繰り返した。キャリアの転機は、サウサンプトンへの移籍。イングランド南部で31試合15ゴールで選手としてブレークし、イングランド代表に呼ばれるほどに成長。クラブは降格してしまったが、当時のラファ・ベニテス監督は稀代のポストプレーヤーの獲得を熱望し、2005年にリバプールへと移籍した。

基本情報

名前:ピーター・クラウチ(Peter Crouch) 

誕生日:1981年1月30日 

出身:イギリス マックルズフィールド

ポジション:センターフォワード

経歴:トッテナム→QPR→ポーツマス→アストン・ビラ→サウサンプトン→リバプール→ポーツマス→トッテナム→ストーク→バーンリー

リバプールにおける成績 05/06 – 08/09 試合数:134|出場時間:7.811分|ゴール:42|アシスト:17

全然ゴールが決まらない…

リバプールに加入したクラウチの初ゴールへの道のりは険しいものとなった。第3節の古巣トッテナム戦でデビューを飾った元イングランド代表FWは、ほとんどの試合で先発の座を確保し、コンスタントに出場機会を得ていた。ゴールチャンスがなかったわけではなく、運にも見放されてた。途中からは笑い話になるほどに、初ゴールはいつ生まれるのかが議論されていた。

2005年12月3日アンフィールドで行われたウィガン戦で、歓喜の瞬間が訪れた。ハーフェイライン付近でボールを受けたクラウチは、ドリブルでそのままペナルティエリアまで持ち上がる。そのままの勢いでシュートを放ったが、ボールは相手ディフェンダーに当たり、空中へ。ゴールキックになると思われたボールは、神の悪戯か、ゴールに向かって落ちていく。GKが前に出ていたため、間に合わずにゴールネットに吸い込まれた。

初ゴールに安堵したのか、その試合でもう1得点を奪った。さらにミドルズブラ戦を挟んで、ニューカッスル戦から3戦連続ゴールを達成してみせた。ただ、その後は伸び悩み、デビューシーズンはプレミアリーグで8ゴールで、少々物足りない数字に終わってしまった。2シーズン目は得点とアシストともに改善し、リーグ戦9ゴール5アシストを記録。チャンピオンズリーグでは、12試合で6ゴールを奪ってみせた。

高身長と長い手足で、空中線は無敵

イングランド屈指の高身長と、屈強で筋肉隆々な選手が揃うプレミアリーグにあって、折れそうなほどに細身。元リバプールで、現在ニューカッスルに所属するアンディ・キャロルが「剛」のポストプレーヤーと対照的に、クラウチは「柔」のポストプレーヤーと言えるだろう。

対人に強いディフェンダーに対して、巧みなポジショニングと自慢の長い手足を生かして相手をブロックして、味方からのボールを収める。ボールコントロールにも定評があり、曖昧なロングパスを出しておけば、クラウチが拾ってくれる…そんな状態であった。

修めてからは、スティーブン・ジェラードらMF陣にボールを預け、自らゴール前に上がっていく。頭ひとつ飛び抜けているため、ヘッドでも敵なし。とくにコーナーキックやフリーキックでは最大のターゲットマンとなり、ディフェンダーがいくらジャンプしても届かない位置から頭でゴールを奪うこともしばしば。

イングランド代表でも特異な存在として重宝され、国際試合で44試合22ゴール。ドイツワールドカップと南アフリカワールドカップで、イングランド代表のメンバー入り。ドイツでは4試合1得点、南アフリカでは2試合0得点と数字は振るわなかったものの、黄金世代と謳われたイングランド代表で貴重な役割を担っていた。

神の子フェルナンド・トーレスの加入で、バックアップ要員に

リバプールは2007年にアトレティコ・マドリッドからフェルナンド・トーレスを獲得。アトレティコでは19歳の最年少でキャプテンを務めるほど地元から愛されつつも、天性のスピードと得点力で世界でも屈指のストライカーに君臨していた。のちにスティーブン・ジェラードと最高の関係性を築いたのは有名な話である。

神童フェルナンド・トーレス加入に伴い、スタメンを奪われてた高身長FW。カップ戦要員となり、リーグ戦も半分以上が途中出場。不満が募ったクラウチは翌シーズンにかつての恩師ハリー・レドナップ率いるポーツマスへ移籍。スタメンに返り咲き、38試合10ゴールと活躍し、翌年にトッテナムに引き抜かれた。その後ストーク・シティでは実に8シーズンを過ごし、2019年初旬に最後のクラブとなるバーンリーへ移籍。

2019年夏に契約満了に伴い、現役引退を発表した。数多くのクラブを渡り歩いたサッカーキャリアに別れを告げた。以来、サッカー解説者としてテレビ番組を中心に活躍している。

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