トレント・アレクサンダー=アーノルドがチャンピオンズリーグ2戦連続出場の若手DFリース・ウィリアムズを絶賛!

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Trent praises Rhys Williams スター候補生

チャンピオンズリーグ・グループステージ第2節FCミッティラン戦に臨んだリバプール。要塞アンフィールドに相手チームを迎え、実力差もあることから、攻撃陣は控え中心のメンバーで挑んだ。南野拓実もトップ下で先発出場し、センターフォワードにディボク・オリギ、右ウイングにシェルダン・シャキリ、左ウイングに新戦力ディオゴ・ジョッタがスタメンに入った。

一方、守備陣はいつものメンバー。トレント・アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、ジョー・ゴメス、アンディ・ロバートソンとベストメンバーを揃えた。試合は攻め込んでいたものの、決定機が訪れずに、55分になんとかディオゴ・ジョッタが得点を決めた。その後、モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノを投入し、終了間際にPK奪取。サラーがきっちりと決めて、2対0で勝利をもぎ取った。

最悪の事態が起こったのは前半30分。ファビーニョが負傷し、そのまま途中交代。19歳リース・ウィリアムズがファビーニョと交代し、試合終了までセンターバックを務めた。ただでさえ、フィルジル・ファンダイクを欠き、ジョエル・マティプは度重なるケガで離脱が絶えない。安定したパフォーマンスでファンダイクの穴を埋めていたファビーニョが戦線離脱。期間はまだ公表されていないが、復帰までは多少の期間がかかりそうだ。

ジョー・ゴメスしかセンターバックがいない危機的状況に陥ったリバプールにとって、2戦連続でチャンピオンズリーグに出場し、19歳ながら着実に出場機会を得ているリース・ウィリアムズにかかる期待は大きい。同じくアカデミー出身で、若くして右サイドでスタメンの座を射止めたトレント・アレクサンダー=アーノルドがイングランドU-19DFを手放しで称賛している。

「ここ数試合において、ファビーニョはセンターバックとして、信じられないほど見事なパフォーマンスを披露していた。負傷してしまったことは残念だけど、長期離脱にならないことを願っているよ。」

「センターバックは少し手薄になってしまったけど、他にも素晴らしい選手たちがいる。リース・ウィリアムズは途中出場して、ワールドクラスの仕事をしたね。あの年齢で、経験値も少ないのに、素晴らしいパフォーマンスだった。」

「彼はほとんど間違ったプレー選択をしない。明るい未来が待ち受けているはずさ。ほんとに優れたプレーヤーで、過去数週間でそれを示してきた。昨シーズンはあまりトップチームでプレーしなかったけど、今シーズンはトップチームに帯同して、どれほど良い選手であるかを示し続けている。」

「監督はリース・ウィリアムズを信頼しているし、試合出場を重ねている。大きな試合で、いきなり放り込まれ、実力を出し切ることすら難しい。それでも、堅実なプレーをしていたね。だからこそ、彼は必ず監督の選択肢の中に含まれているだろうし、週末の試合やそれ以降でも試合で出られればいいね。」

昨年のクラブワールドカップではジョーダン・ヘンダーソンが緊急でセンターバックを担う試合はあったが、やはり不安定この上なく、明らかにキャプテンはディフェンスラインに組み入れられるべきではない。そうなると、ジョエル・マティプの復帰までは、若手に運命を託すのもあながち間違った選択ではないように思える。

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ロングフィードの精度や足下の技術、長い手足でボールを奪い取るスキルに、恵まれた身長…非常にポテンシャルの高い逸材であるリース・ウィリアムズは、若手の中でも大本命。経験値だけだと、ナサニエル・フィリップスに頼るのも一案だが、将来を見据え、リース・ウィリアムズの覚醒に期待してみたい気持ちである。

ユルゲン・クロップ監督がどのような判断を下すのか。ファビーニョの離脱期間やジョエル・マティプの負傷具合による部分も多々ある。次節は開幕から好調とまでいかないが、着実に勝ち点をもぎ取っているウェストハム相手だけに、マイケル・アントニオを抑え込まないといけない。正直ジョー・ゴメスにせよ、リース・ウィリアムズにせよ、体格では封じ込めない。

フィジカルに長けたチーム相手に、クロップ監督含めコーチ陣は苦悩の日々がしばらくの間続きそうだ…

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