フィルジル・ファンダイクはチェルシー移籍に迫っていた…元チェルシー監督が明かす真実とは?

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Conte on Virgil van Dijk 未分類

EURO2016を最後にイタリア代表監督を辞任し、2016年の夏にチェルシー監督に就任したアントニオ・コンテ。初年度でありながらプレミアリーグ優勝を成し遂げ、過去ユベントスやイタリア代表の躍進を指揮した手腕を発揮した。2017-18シーズンには、成績不振やオーナーとの意見の相違なども伝えられ、シーズン終了後にチームを追われた。

ビクター・モーゼスを右ウイングバックに、マルコス・アロンソを左ウイングバックに配置した3バックへのシステム変更が優勝の原動力となった。とくにビクター・モーゼスはチェルシー在籍期間でくすぶっていただけに、まさにコンテの秘蔵っ子と言える。

現在は母国に戻り、インテル・ミラノで2シーズン目を過ごし、昨シーズンはロメウ・ルカクとラウタロ・マルティネスの強力コンビの活躍により、ユベントスのセリエA連覇をついに止めるチームになるかに思たほど、ユベントスを追い詰めた。今季はそこまで調子が上がらずに、現時点で7位に低迷している。

チェルシーでの2シーズン目には、現在共に戦うロメウ・ルカクの獲得を熱望していたのは周知の事実。最終的には、ベルギー代表FWはマンチェスター・ユナイテッド移籍し、代わりにユベントスで活躍したアルバロ・モラタを獲得するに至った。結果、両選手とも貢献度はいまいちであったが…ルカクについては、インテルでやっとコンテと一緒に仕事をしている。

アントニオ・コンテ曰く、ロメウ・ルカクと一緒に当時サウサンプトンに所属していたフィルジル・ファンダイクの獲得も熱望していたようだ。もしルカクとファンダイクを同時に獲得できていれば、長年に渡りチェルシーをタイトル争いに絡めるチームに変革できたと強調している。

「私は2名の選手の獲得を要望し、プレミアリーグ制覇後に獲得まであと一歩まで迫っていたんだ。」

「1人目はロメル・ルカクで、2人目はフィルジル・ファンダイクだった。2人とも加入直前まで至っていた。毎日連絡を取っていたし、2人の加入がチームを30%改善してくれると常に言っていた。」

「私たちはチェルシーをトップに留めるだけのモメンタムを失ったのだと思う。結果、2年でチームを去ることになった。両名とも獲得に至らなかったのが残念だったよ。ルカクはインテル・ミラノで実力を発揮しているし、ファンダイクもリバプールでは素晴らしいパフォーマンスを見せているね。」

2018年冬の移籍市場でリバプールに加わったファンダイクは、その後ディフェンスリーダーとして守備陣をまとめ上げ、それまで不安定さを露呈していたディフェンスをガラッと変えてみせた。実際に失点数もガクッと下がり、翌年には懸念ポジションだったゴールキーパーに世界最高峰GKアリソン・ベッカーが入団し、ソリッドなデイフェンスラインが形成された。

チャンピオンズリーグ制覇とプレミアリーグ優勝と…2年連続で歓喜の瞬間を味わったオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクだが、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチが本腰を入れ、スカウティングチームが素早く動けていれば、赤いユニフォームではなく、青いユニフォームを着て、ロンドンの地で活躍していたかも…

どこまで具体性があったかは、コンテ監督のコメントだけなので分からない。ただ、その半年後にリバプールに移籍している事実とユルゲン・クロップ監督への信頼感を考えると、そもそもチェルシー移籍が頭の中になかった可能性もある。真実は霧の中である…

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