リバプールレジェンド…ジェイミー・キャラガーがセンターバック第四の男ファビーニョの守備対応を大絶賛

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Carragher praises Fabinho 試合

先週末の行われたプレミアリーグで、レスター・シティをアンフィールドに迎え、見事な勝利を収めたリバプール。チームにとって、チェルシーの本拠地に乗り込んだ第2戦以来となるクリーンシートを達成し、終始安定した戦いぶりを披露した。

プレミアリーグ初戦リーズ・ユナイテッド戦では3失点。さらにアストン・ビラ戦では不名誉な7失点で完敗。不運なゴールもいくつかあったものの、簡単に裏に抜け出されチャンスを作られた上で、簡単にゴールを奪われてしまった。

ご存知の通り、ディフェンスリーダーであるフィルジル・ファンダイクを長期離脱で欠き、将来のリーダー候補ジョー・ゴメスもイングランド代表で負傷し、最速でも今シーズン終盤まで復帰が絶望と…守備陣は危機状態にある。

レスター戦では、負傷から戻ったファビーニョと元カメルーン代表ジョエル・マティプがセンターバックでコンビを組み、ジェイミー・ヴァーディー率いる強力な攻撃陣に対して、冷静に対応した。エースのヴァーディにほとんど仕事をさせずに、チャンスらしいチャンスもハーヴィー・バーンズが外した場面のみに抑え、完璧な守備だった。

現役引退後はサッカー解説者として活躍するクラブOBジェイミー・キャラガーは、素晴らしいパフォーマンスを見せたセンターバックコンビの一角を担ったファビーニョの守備対応を大絶賛。シーズン序盤でファンダイクが率いた守備ラインとの比較も交えて、熱く語った。

「シーズンが始まった時、リバプールは大きな問題を抱えていた。」

「リーズ相手に3失点を奪われ、アストン・ビラとの試合。リバプールのディフェンスラインを見ていて、早く走って戻れ!と思うことが何度もあった。」

「アストン・ビラ戦では、リバプールは完全に機能停止していた。ただただラインを高く保つのではなく、走って戻り、相手選手に追いつくべきだった。ファンダイクとゴメスはオフサイドラインを下げることなく、むしろラインを上げようと努めていた。」

「ファンダイクがいなくなってから、リバプールのオフサイドラインが10〜15ヤード下がっているとは誰もわからない。ファビーニョの体の向きには注目したい。彼は素晴らしかった。高いオフサイドラインを保ちながらも、常に後ろに向かって走る準備をしている。」

「頭を抜かれた時には準備万端で、スプリントしなければいけない場面では、すでに最適なポジションについている。マティプはライン設定を間違えたシーンでは、ファビーニョは全速力でゴール前に戻っており、正しい選択をしていた。」

前からプレッシャーをかけていくスタイルのリバプールにとっては、前線から最終ラインまでをコンパクトに保ち、スペースを限りなく狭めていくのが有効であり、組み立て途中でボールを奪いショートカウンターを仕掛けるのがゲーゲンプレスの最大の特徴でもある。

しかし、アストン・ビラ戦では背後を簡単に使われ、ジャック・グリーリッシュやロス・バークリーらに時間を与えてしまった。中盤のプレッシングが弱かった印象はあるが、それでも高いディフェンスラインが全く機能していなかったのは、誰の目にも明らかだった。

走力に自信のあるジョー・ゴメスに、超人的な身体能力を有するフィルジル・ファンダイクだからこそできる芸当であり、走力に劣るジョエル・マティプとファビーニョが違う守備対応を求められるのは必然。

常に裏への対応を怠らなかったファビーニョのプレースタイルは足の速さをカバーするものであっただろうが、裏へ抜け出すスペシャリストであるジェイミー・ヴァーディを抑えたことで、キャラガーの称賛を得るに至った。

事実クリーンシートも達成しており、ハイラインを少しばかり下げて対応していくのも良いのかもしれない。そんなことを思わせてくれるレスター戦であり、ジェイミー・キャラガーの解説となった。

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