大型補強敢行のチェルシーでも、リバプールやマンチェスター・シティには敵わない?元マンチェスター・ユナイテッドMFオーウェン・ハーグリーヴスが断言

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Hargreves on Chelsea タイトル

バイエルン・ミュンヘンで頭角を顕し、イングランド代表へと上り詰めたクレバーなMFオーウェン・ハーグリーヴス。メインポジションは中盤の底。いわゆる守備的MFを得意としていたが、中盤であれば、サイドでもこなせるユーティリティ性にも優れ、現代で言えばジェームズ・ミルナーな¥ような選手であった。

マンチェスター・ユナイテッドとシティの両チームを経験し、2012年に現役引退。選手時代は数多くの怪我に悩まれ続け、負傷さえなければ、プレミアリーグでももっと活躍できたはずだ。現役を退いた後は、解説者として活躍中である。

元イングランド代表は、同時期に代表で切磋琢磨したフランク・ランパード監督率いるチェルシーが優勝候補に含まれるか尋ねられた際、チェルシーがタイトルを争うのは時期尚早という考えを示し、現プレミアリーグ覇者リバプールやマンチェスター・シティには追いついてない、と答えている。

「(優勝争いする)そうとは思わないね。チェルシーは好きだし、フランク・ランパードのチーム作りにも共感している。でも、リバプールやマンチェスター・シティがチェルシーより頭ひとつ抜け出していると思う。」

「実力差には開きがあるね。上位2チームが能力的に抜き出していて、その後に他のクラブが続いているようなイメージさ。」

「ランパードは見事にチームを導いている。ただ、リバプールとマンCがチーム作りに成功しており、ベストチームを作り上げている。」

「チェルシーはイングランド国内ではベストチームの部類に入るけど、実力や継続性という意味で上位2チームに対抗するのは難しい。彼らは長い間ベストを維持してきたし、より優れたプレーヤーを有している。」

リバプールが獲得を狙っていたティモ・ヴェルナーやイングランドNo.1レフトバックのベン・チルウェル、チャンピオンズリーグ準優勝チアゴ・シルバに、モロッコの魔術師ハキム・ツィエク…挙げ出すとキリがない。全員が実績十分の選手たちであり、昨シーズンは若手主体で望んだチームに経験値をもたらしてくれる。

序盤戦こそ、連携面やリーグへの適応で出遅れた新戦力だが、ここに来て調子を上げている。同じくベテランのオリビエ・ジルーや昨年ブレークしたメイソン・マウントあたりも良い味を出し続けており、ネガティブな要素は見当たらない。

ユルゲン・クロップ監督も選手層の厚さから優勝候補にあげるほど、戦力は十分に揃っている。ただでさえ、過密スケジュールでリバプールは負傷者続出の中、満身創痍で戦い続けている一方で、ランパード監督率いるチェルシーは大きな怪我もなく、ローテンションを活用しながら、順調な戦いを披露している。

現時点では、同じく好調トッテナム・ホットスパーとリバプールに次ぐ3番手に位置しており、勝ち点差はたった2ポイントしか変わらないため、1試合で順位が入れ替わる熾烈な競争が繰り広げられている。

ハーグリーブスが予測する通り、プレミアリーグ後半戦はリバプールやマンチェスター・シティが抜け出してくるのか…予測をひっくり返して、チェルシーが年明けも好調を維持し続けるのか…はたまた伏兵トッテナムがハリー・ケインとソン・フンミンのコンビネーションで押し切るのか….

異例のシーズンであり、クロップ監督いわく、毎月が例年の12月みたいなタイトな日程が続くトップクラブにとって、気の遠くなるシーズンがまだまだ序盤戦。連日の連戦で疲れを溜め続けている選手たちは心配だが、混戦状態にあるプレミアリーグにおいて、どのチームが抜け出し、チャンピオンの座を射止めるのか…すべての試合から目が離せない。

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