ニューカッスル・ユナイテッドは出場機会に恵まれないシェルダン・シャキリとダニー・ローズの2枚獲りを画策か!?

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Newcastle United eyes Xherdan Shaqiri & Danny Rose 移籍

リバプールで序列が下がっているスイス代表FWシェルダン・シャキリ。今夏には完全移籍に迫ったが、直前で破談になった経緯を持っているだけに、移籍金次第では放出も容認する構え。ニューカッスル・ユナイテッド率いるスティーブ・ブルース監督は、ジョゼ・モウリーニョ監督の指揮下で、完全に信頼を失っているダニー・ローズも合わせての獲得を狙っている。

ただ、ニューカッスルも例に漏れず、資金に余裕があるわけではない。オーナーのマイク・アシュリーは、余剰戦力となっている選手を放出できた場合に限っては、獲得を前向きに考える模様だ。そのため、現実的にはローン移籍での獲得を目指すようで、支払いを極力避けて、チームを強化していく方針。

トッテナム・ホットスパーではプレミアリーグ登録メンバー漏れという憂き目にあっている元イングランド代表ダニー・ローズ。昨季もリーグ後半戦をニューカッスルで過ごしており、可能性は大いにある。さらには、今年6月末でスパーズとの契約も切れる。半ばフリー移籍は既定路線であり、トッテナムとしても少しでも収入を得るためにも、ローン移籍を認めるかもしれない。

U-23チームと練習を共にするダニー・ローズをクラブに留めておくよりも、例えば給与負担などを条件にローンでの貸し出しは魅力的。ポール・ダメットの負傷で左サイドバックの枚数に不安を残す一方で、ジャマル・ルイスとの競争相手という意味でも打ってつけの存在。同じく昨季ローン移籍でニューカッスルで活躍したイェトロ・ウィレムスにも興味示している。

一方、昨年の夏にもニューカッスルはスイス代表FWの獲得を試みていた。ディオゴ・ジョッタの加入と度重なる負傷の影響を受け、序列が下がり、ここまでリーグ戦3試合のみに留まっている。一時期、復調の気配が感じられたが、コンディション不良で戦線離脱。調子が上がったタイミングで離脱を繰り返すため、クラブの立場からすれば使いづらい。

市場では依然として人気銘柄のシェルダン・シャキリだけに、今冬での売却も検討する価値はある。来シーズンはローン先で大爆発中のハーヴェイ・エリオットが戻ってくるため、さらなる序列の後退が現実的になる。

ただ、問題は過密スケジュールと新型コロナによる各クラブの財政悪化。センターバックに負傷者続出のリバプールだが、週に2試合ペースが続く日程だけに、今後も怪我人が出てくる可能性は大いに考えうる。ここまで大きな負傷はないが、フロントスリーにも疲労が溜まってきたときには、筋肉が悲鳴を上げるかもしれない。

そうして事態を見据えると、戦力は確保しておきたい。まして、プレミアリーグで実力を証明済みで、高い創造性とドリブル突破で局面を打開できるタイプの元ストークFWは、貴重な戦力に数えられる。不本意だった昨シーズンからの復調を狙っており、本人が残留を希望する可能性も否めない。

それでも、ニューカッスルが検討するようなローン移籍は論外だろう。前線の枚数をただ減らすだけではなく、センターバック獲得に回せる移籍金も得られず、メリットはあまりない。ディボク・オリギにも移籍の噂が出ており、前線の2選手をダブル放出はまずあり得ない。今季の序列ではシャキリが序列では上に位置しており、戦力補強の資金集めは元ベルギー代表ディボク・オリギが使われる…と思っている。

ハーヴェイ・エリオットがリバプールに戻ってくる来シーズンに、シェルダン・シャキリは退団の道を歩むことになる確率が高いだろう…

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