プレミアリーグ王者に立ち向かい、同点弾を挙げたルイ・バリー…ファビーニョの優しさに救われ、デビュー戦のユニフォームを取り戻す

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Louie Barry brought back his shirt from Fabinho試合

FAカップ3回戦…トップチームでの新型コロナの感染拡大の影響を受け、U-23&U-18のみのチームで戦うこととなったアストン・ビラ。相手は昨シーズンのプレミアリーグ覇者リバプール。勝負の行方は試合前から明白であったが、先制弾を帳消しにした同点弾から、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが勝ち越し点を決めるまでは、大どんでん返しを期待させるだけのパフォーマンスを披露した。

ただ、実力差はじりじりとアストン・ビラの若手選手の体力を奪っていき、5分間で3失点を喫した場面は明らかに集中力が切れていた。それでも、身体を張ったディフェンスや最後までボールを追う姿勢は、アストン・ビラの未来を感じさせるだけの内容であった。

リバプールも昨シーズンは同様の経験をしている。クラブワールドカップとカラバオカップの開催日程が重なり、トップチームはクラブW杯参加のため、カタールへと飛び立っており、立地面でも両大会への参加が不可能に。最終的には、U-23チームを中心として若手のみの構成で、なにかの思し召しか、トップチームの選手を揃えるアストン・ビラとの対戦に臨んだ。

この試合でアストン・ビラ唯一のゴールを奪ったのが、イングランドU-17代表FWルイ・バリー。弱冠17歳ながら、リバプール守備陣をうまく交わし、抜群のスピードで抜け出し、落ち着いてゴール右隅へと流し込み、同点弾を奪って見せた。試合後にはゴールシーンを振り返り、家族たちの反応に言及している。

「しっかりとゴールを決められて、これまでの人生の中で最も誇りに感じている。得点をあげたとき…家族はテレビに向かって叫んでいたんじゃないかな。」

後半戦に疲れを見せたアストン・ビラ。隙を突かれ、短時間で失点を重ねてしまい、試合結果は4対1と大敗。しかし、現在の実力を惜しみなく発揮して、プレミアリーグ王者に臆せずに立ち向かった姿勢は称賛に値する。

ルイ・バリーは終了ホイッスルと同時に、リバプールMFファビーニョとユニフォーム交換。対峙し続けたブラジル代表のユニフォームを手に入れたアストン・ビラFWだったが、コーチがデビュー戦のユニフォームだから取っておきたいのでは?と声をかけると、バリーは冷静さを取り戻し、トンネルを駆け足で抜け、ファビーニョからデビュー戦のユニフォームを返してもらった。

「(コーチの一言で)デビュー戦のユニフォームだったことを思い出したんだ。ありがたいことに、ファビーニョのユニフォームも貰えた。だから、両方とも持っているよ。」

興奮が冷めやらないルイ・バリーは試合後のインタビューで、デビュー戦の感想を述べ、チームメイトの貢献を称えている。

「ほんと一瞬の出来事で、とにかく得点できて幸せだよ。今後はもっと決まられればいいね。必死に頑張ったし、チームメイトも必死だった。ゴールを決めた後は、感情が込み上がってきた。ほっとしたし、良い経験だったね。」

「チームをとっても誇りに思ってる。試合開始から終了まで、すべてを出し尽くした。得点した時は、(勝てる)チャンスがあるかもと頭をよぎったけど、実現はしなかったね。それでも、自分たちに自信を持ったし、クラブのことも誇りに感じているよ。」

リバプールも19歳トリオ(カーティス・ジョーンズ、リース・ウィリアムズ、ネコ・ウィリアムズ)が先発メンバーに名を連ねたが、主力を多く先発させた現プレミア王者には歯が立たなかった。それでも、諦めずに戦い続けたヤングスターズの中から、好調を維持するトップチームへと昇格する選手がすぐに現れるかもしれない…

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