オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの新たな後継者候補…ボルシア・メンヒェングラートバッハMFフロリアン・ノイハウス

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Florian Neuhaus would be a replacement for Georginio Wijnaldum 移籍

契約延長交渉が進んでおらず、退団の可能性が日々上昇している元ニューカッスルMFジョルジニオ・ワイナルドゥム。ロナルド・クーマン監督が率いるバルセロナへの移籍が有力視されているものの、新会長がまだ決まっていないだけにどんでん返しもあり得る。ただ、現時点では目線はスペインの地へと向いている。

チアゴ・アルカンラタの加入とカーティス・ジョーンズの目覚ましい成長により、中盤の競争は激化。来シーズンは、センターバックを務めているファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンが元のポジションに戻る。ポジション争いは熾烈を極める。それは、ワイナルドゥムが退団した場合にも変わりはない。

それでも中盤の強化を図るリバプールは、オランダ代表の退団に備えて、新たなミッドフィルダーを追っており、これまでも数多くの選手がニュースを賑わせてきた。そして今回、ユルゲン・クロップ監督と同郷であり、ボルシア・メンヒェングラートバッハで活躍を続け、ドイツ代表にも選出された経験を持つフロリアン・ノイハウスが加わった。

23歳と若く、まだまだ能力が向上していく余地を残す。アンカーやインサイドハーフなど中盤であれば、様々なポジションをこなせる起用さを持ち合わせ、勝手なイメージだが、ドイツ代表とは思えない卓越した足元の技術を備える。

今シーズンも主力としてリーグ戦20試合に出場。4ゴール4アシストと両面において結果を残している。イエローカードが8枚と多いようにも思えるが、昨シーズンが6枚だったこと踏まえると、そこまで気にすることではない。後ろからボールを散らしつつ攻撃を組み立てられるし、前線でも攻撃センスを発揮できる。ピッチ全体をカバーできるタイプの選手である。

移籍金は決して安くはない。4000万ユーロ(約52億円)は、新型コロナの影響を受けるクラブにとっては、おいそれと支払える金額ではない。バックアップ選手の売却で補える可能性もあるが、センターバックやアタッカーなど他のポジションの補強が最優先にも思える。そうなると、より移籍金が安く、ポテンシャルが同等の選手に目移りする確率も否めない。

また、力強く走り回れるタイプではないのは懸念点だろう。チアゴやジョーンズ、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらは攻撃に強みを持つ選手たちであり、ジェームズ・ミルナーもさすがに衰えは隠せない。激しいプレッシングができるヘンダーソンも30歳を超え、ワイナルドゥム退団となれば、中盤における強度が低下してしまう。

そこを補える選手かと言われれば、答えは”NO”。真ん中で試合をコントロールする指揮者のような存在であり、ガツガツ当たりに行ける選手ではない。オランダ代表の移籍に備えるのであれば、守備に強みを持つ選手…例えば、同じく噂にあがるブライトン所属MFイヴ・ビスマに焦点を当てるべきだ。

よって、個人的には実現しないと考える。最低でも、チアゴ・アルカンタラが在籍している限りは、必要なピースとは思えない。アンフィールドで見てみたい気持ちはあるが、それだけでは移籍は実行されない。最も嬉しいのは、ジニ・ワイナルドゥムの残留。仕方なく放出となれば、中盤のファイターを獲得して欲しい…と勝手に願っている。

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