スティーブン・ジェラード、シャビ・アロンソと最強の中盤を形成したハビエル・マスケラーノが、移籍の経緯を明かす!

スポンサーリンク
Javier Mascherano revealed what happened resulted to refuse to play against Cityレジェンド

2007年(最初の半年間はローン移籍)でリバプールへと加入したアルゼンチン代表MFハビエル・マスケラーノ。ボール奪取能力に優れ、的確なポジショニングで相手の攻撃を食い止める。抜かれても執念の粘りを見せ、自由に攻撃を組み立てさせない中盤の門番。同ポジションのファビーニョとはまた違ったタイプの選手であり、プレースタイルはエバートンMFアランやトッテナムMFピエール=エミール・ホイビュアに近い。

圧倒的な攻撃センスに、高い得点能力を有したイングランド代表MFスティーブン・ジェラード、長短の絶妙なパスでチームをにリズムをもたらすスペイン代表MFシャビ・アロンソと、三者三様の強みを見事に融合させ、プレミアリーグでも屈指の中盤トライアングルを形成した。約3年でスペインへ旅立っており、振り返ると短い在籍期間ではあったが、インパクトは群を抜いている。

2010年にバルセロナへと移籍したマスケラーノだが、バルセロナ移籍の仕方は見事ではなかった。リバプールが主力の売却を望むわけもなく、退団のためには自らが行動しなければいけなかった。退団希望を伝えた上で、マンチェスター・シティとの対戦への出場を拒否。最終的にはクラブ側が折れた格好で、念願のバルセロナ移籍を手に入れた。

前年に愛されながらも退団したシャビ・アロンソとは対照的な退団劇に、当時サポーターからは憎まれ口も叩かれた。移籍志願していたとしても、プロフェッショナルである以上、別の方法を取るべきであった。昨年に引退した元アルゼンチン代表は、リバプールの退団方法を後悔していると明かした上で、舞台裏での出来事を赤裸々に語った。

「とある側面から見てみると、リバプールファンは僕に対して嫌悪感を抱いていたし、その心情は容易に理解できた。ただ、もう一方の側面から見てみると、役員陣は僕とある約束をしていたにも関わらず、それを決して守ってくれなかった。」

「リバプールとは、適切なオファーが届けば、退団を容認するという合意を結んでいたんだ。契約延長の交渉も行っていたけど、理事たちは僕のことなんて気にしていなかった。ラファ・ベニテス監督が去ったプレシーズンに、ロイ・ホジソンが監督に就任した。」

「そんな折、クリスティアン・パースロー最高経営責任者(当時)と話し合いの場を設けて、良いオファーが届けば、退団しても問題ないと言われたんだ。そして、オファーが提示されたけど、リバプールは違うところを見ていた。」

「約束を守らなかったことに対して、非常に腹立たしかった。シティ戦への出場拒否は、僕の苛立ちを示すためだった。クラブには家族のために退団を懇願していたし、非常に怒っていたからこそ、あのような行動を取ったんだ。他に選択肢はなかった。そうでなければ、リバプールは約束を遂行してくれなかっただろう。」

移籍したバルセロナでは、数多くの成功を収めた。5度のラ・リーガタイトルに加えて、チャンピオンズリーグも2回制覇した。キャリアの終盤ではセンターバックとしても躍動した元リバプールMFだが、スペインへの移籍は家族のためであったと強調している。

「リバプールではほんとに幸せだった。でも、妻と子供たちは楽しめていなかった。」

「レギュラーとして試合でプレーし、素晴らしいサポーターたちにも愛されたいたのは実感していた。ただ、問題は毎日3〜4時間の練習を終えて、残りの20時間を家族と過ごす時間にあったんだ。」

「アンハッピーな家族の顔を見ているのは辛い。気候の違いや言語の壁で、イングランド生活に馴染めていなかった。愛する人間のために、どこか違う場所に行く必要があったんだよ。」

個人の思いではなく、家族のため…優しさが溢れ出る言葉だからこそ、適切な手順で役員陣を説得して欲しかった。英語が堪能とは言い難いマスケラーノだけに、言葉での交渉が難しかった可能性も否めないが、強硬な姿勢を示しての移籍はシコリしか残さない。

感情的には、気持ちが痛いほどに理解できる。家族のために、新天地を選ぶ選手も少なくない。ラテン系の選手にとって、環境がガラッと変わるイングランドは特に適応が難しい。アーセナルFWウィリアンのように、ロンドンに完全適応し、子供の教育のために英語圏に留まる選択をする選手もいるため、選手それぞれとしか言い様がない。

移籍の裏側と本音を聞けて、なにかスッキリとした印象を受ける。あれほどのプレーを披露していたこともあり、選手本人がイングランドに苦戦していたとは微塵も思わなかったが、個人の一時期の感情でバルセロナを選択したというイメージが強く、冒頭に述べていた通り、批判も受け入れるべきだろう。

厳しい舞台から退いたハビエル・マスケラーノ。今後のキャリアはわからないが、まずはゆっくりと休み、じっくりとこれからの道を選んで欲しい。どんな道を歩むにしても、彼の成功を祈っている…

タイトルとURLをコピーしました