ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるSSCナポリが、出番の少ないリバプールDFコスタス・ツィミカスの動向をモニタリング?

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Kostas Tsimikas is monitored by SSC Napoli 移籍

昨年夏にオリンピアコスから加入したギリシャ代表DFコスタス・ツィミカス。競争相手に乏しいアンディ・ロバートソンとのポジション争いと演じることが期待されたが、新型コロナ感染や負傷などでスタートダッシュに失敗。その後も出場機会は増えず、全体で6試合の出場に留まっている。プレミアリーグに至っては、たった1試合のみ。左サイドバックの定位置争いに敗れた形になっており、良い兆候があまり見えていない。

『Corriere dello Sport』の報道によれば、守備陣の強化を目指すセリエA・SSCナポリがギリシャ代表左サイドバックの動向を注意深く観察している。ベンチを温める日々が続いており、満足しているとは言い難いだけに、獲得のチャンスがあると考えているようだ。

ナポリは昨年にも元オリンピアコスDF獲得を目指しており、引き続きスカウティングを継続していた。昨年こそ、リバプールがコスタス・ツィミカスとの契約をまとめ上げ、左サイドの強化に成功。しかし、イングランドの地で苦戦し続ける同選手に、新たな挑戦として、イタリアへの移籍オファーを検討している。

ただ、今回の報道はゴシップと考えて差し支えないだろう。シーズン前半戦はコンディション不良で離脱しており、実質的な稼働は年明けから。プレミアリーグ23節マンチェスター・シティ戦では、リーグデビューを果たしており、ピッチレベルでイングランドサッカーを体感した。

過去3シーズンで、世界最高の左サイドバックと呼ばれるほどまでに成長したスコットランド代表DFアンディ・ロバートソンの壁は厚い。そして、その事実は加入前から分かりきったこと。今シーズンで急激にライバルになれるとはクラブも考えておらず、ましてポジションを奪取するのは頭の片隅にもないだろう。

つまるところ、最低でも来シーズンは猶予期間。クラブの戦術理解度をさらに高め、リーグへの適応を改善させていくための時間。今季よりも確実にチャンスは増えるはずであり、本来の能力を表現する機会を与えられる。裏を返せば、来年は当落線上での戦いを余儀なくされ、結果が求められるシーズンとなる。

今夏での移籍は余程のこと、例えば選手本人が強く移籍を要望するなど、がない限りは、放出するプランはない。フィジカル面での向上やプレー強度をしっかりと高めて、チーム力の強化に貢献してもらいたい…

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