リバプールは左サイドバックのバックアップとして、トッテナムDFセルヒオ・レギロン獲得の可能性もあった!?

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Liverpool: Reds made the wrong choice with Tsimikas buy チーム

昨夏、リバプールはDFアンディ・ロバートソンのバックアップ探しに本腰を入れた。当時ノリッジDFジャマール・ルイス獲得交渉が頓挫すると、すぐさま方向転換。最終的にはオリンピアコスからギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスを獲得した。移籍金は1175万ポンド(約16.5億円)と言われ、5年契約を締結し、これまでジェームズ・ミルナーが務めてきた左サイドバックの控えを期待された。

しかし、新型コロナ感染や負傷に悩まされ、出番は増えず。プレミアリーグやリバプールの戦略への適応にも苦しみ、活躍とは程遠いパフォーマンスに留まっている。リーグ戦に限れば、マンチェスター・シティ戦で5分間出場したのみ。過密日程となった昨年末には、これまで通り、ジェームズ・ミルナーが左サイドバックを担当しており、期待には応えられていない。

『The Athletic』によれば、同じく昨年の夏の移籍市場でトッテナム・ホットスパーが獲得に成功したDFセルヒオ・レギロンも、補強リストに名前が記載されていたようである。レアル・マドリードから加入したスペイン代表DFは、主力としてポジションを確保し、これまで28試合に出場。5アシストを記録している。爆発とまではいかないが、プレミアリーグで見事な初年度を迎えている。

全体で6試合しか出番のないギリシャ代表と対比すると、選択をミスしたと言わざるを得ない。さらに、5アシストはロバートソンの今季アシスト数と同等であり、プレミアリーグでも屈指のレフトバックへと成長している。高い攻撃センスを持ち合わせているため、そのままスコットランド代表キャプテンのポジションで起用でが可能であった。

移籍金は倍近くであったため、現実的に交渉に値しなかったとの判断されたのだろう。ジャマール・ルイスについても交渉が難航していた経緯もあり、いかに安くバックアップを手に入れるかがスカウティングチームに与えられた課題であったのかもしれない。

ニューカッスルDFも23試合に出場しており、それなりの結果を残している。アシストこそ1つに留まっているものの、昨季のノリッジでの活躍を見せたポテンシャルは確実に示している。最近はベンチを温めているが、来季は巻き返しが期待できるだけの才能を有しており、少し支出が増えたとしても、北アイルランド代表DFを迎え入れるべきだった。

あくまで現時点までの結果論。ユルゲン・クロップ監督も来シーズンにおける飛躍を求めているはずであり、ツィミカス本人にとってもラストチャンスとなる。今夏での放出は考えにくく、来年こそ左サイドバックにおける熾烈なポジション争いが勃発する…と願っている…

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