リバプール・レジェンドのひとり…グレアム・スーネスが古巣MFジョルジニオ・ワイナルドゥムのプレーに苦言!

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Graeme Souness accuses Gini Wijnaldum of lacking "intensity" in final Liverpool season チーム

負傷者続出に頭を抱えるリバプールにおいて、離脱せずにチームを支えているひとりであるオランダ代表ジョルジニオ・ワイナルドゥム。ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンがセンターバックを務める際には、アンカーのポジションを担い、本職ではない位置でも持ち前の運動量で貢献し、ユルゲン・クロップ監督からの信頼も厚い。

元ニューカッスルMFには、契約延長問題が今シーズンの開幕から付き纏っていた。監督との話し合いも設けるなど、クラブは契約延長を望む一方で、選手本人は新たなチャレンジへの意欲が高く、現時点まで交渉がまとまらずにいる。

給与面でも折り合いがつかず、ともにオランダ代表で戦ったロナルド・クーマン監督率いるバルセロナへの移籍が取り沙汰されている。同じくオランダ代表メンフィス・デパイにもバルセロナ移籍が噂されており、気心の知れたチームメイトとのプレーを望んでいるとも言われている。

かつてリバプールの黄金時代を支え、スコットランド代表としても活躍したグレアム・スーネスは違った意見を持っている。数多くの負傷離脱者の存在がチーム影響していることを理解しつつも、中盤のインテンシティ低下を成績不振の理由に挙げており、中でもほとんどの試合に出場しているジョルジニオ・ワイナルドゥムのプレーぶりに苦言を呈している。

「負傷はリバプールをひどく痛めつけた。でも、彼らは前年同様のインテンシティを発揮できていない。選手の多くは自身のプレーぶりに満足していないだろう。」

「選手たちはユルゲン・クロップ監督の期待や要求レベルに対応できていない。今シーズンは彼らのシーズンではなく、おとなしく受け入れないといけない。」

「中盤の再構築は必須で、プレッシングに欠かせない要素だ。人々はストライカーについて語っているが、成功の素地は、ジョルジニオ・ワイナルドゥムやジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョらが素早く相手ボールを奪取することにある。」

「ワイナルドゥムはバルセロナ移籍が近づいており、今シーズンは同じレベルでのインテンシティを維持できていない。ヘンダーソンは負傷離脱中で、ナビ・ケイタはステップアップできずにいる。ミルナーはまた1年歳を取り、ファビーニョはセンターバックでプレー機会が多かった。チアゴ・アルカンタラは適応に苦戦している。」

怪我がないのは、チームにとっては嬉しいニュース。代表戦含めて、過密日程においても一定レベルのパフォーマンスを披露しており、オランダ代表が貴重な戦力であることには変わりない。疲れからか、パンデミックによる精神的なものか、それとも新天地での未来を見ているのか…誰にも心情は理解できないが、指摘の通り、攻守の切り替えが遅い場面も散見されるのも事実。

キャプテンを欠き、ディフェンスリーダーも欠場しており、コーチングやモチベーションという面ではチーム全体で低下しており、その影響を受けている可能性もある。バルセロナ人事も不明確な部分もあり、リバプールはもとより、新天地候補との交渉も進展しているとは言えない曖昧なシチュエーションにおいて、良質なプレーを毎試合求めるのは酷かもしれない。

それでも、最高の数年間を過ごしたクラブだからこそ、最終節までギアを入れ替えて、昨年までのパフォーマンスを披露してもらいたい。ファビーニョが守備的MFに復帰して以来、中盤のインテンシティが復調しているもの追い風となるはず。そして、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を残して、スペインへと旅立って欲しい…

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