リバプールはウェールズ代表MFハリー・ウィルソン放出で約14億円〜21億円程度の売却益を望む?

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Liverpool reportedly willing to sell forward for £10-15m スター候補生

2018/19シーズン、レンタル先のダービー・カウンティで活躍したウェールズ代表FWハリー・ウィルソン。現在チェルシーやイングランド代表で実力を証明し続けるメイソン・マウントとともに、フランク・ランパード監督のもとでチームの躍進を支えた。

翌シーズンはプレミアリーグに舞台を移し、ボーンマスへとローン移籍。得意のフリーキックやパスセンスで攻撃を組み立てる一方で、貴重な得点源としてポテンシャルの高さを見せ付けた。今季はリバプールのトップチームに定着するかに思えたが、プレシーズンで実力を発揮できず放出候補へ。しかし、買い手が現れずに、ふたたびローンでの移籍。

今回のレンタル先はカーディフ・シティ。ここまで36試合4ゴール12アシストと素晴らしい成績を残しており、ダービー・カウンティ時代と同様に、チャンピオンシップでは頭ひとつ抜けでていることを印象付けている。ウェールズ代表の常連でもあり、ガレス・ベイルやアーロン・ラムジー世代の後を担うべく、切磋琢磨を続けている。

しかし、リバプールでの将来は一向に見えない。フロントスリーやディオゴ・ジョッタに壁は厚く、ブラックバーンで目覚ましい活躍を続ける18歳ハーヴェイ・エリオットもチーム復帰となる。クラブは新たなストライカー獲得に向けて動いているとも言われており、前線のポジション争いが熾烈を極める。

年齢はすでに24歳と中堅選手とも呼べる年齢であり、ポテンシャルで評価される時期を過ぎてしまっている。ポジションが重なるモハメド・サラーの足元にも及ばず、より若くさらに得点力の高いハーヴェイ・エリオットに軍配があがる。ディオゴ・ジョッタやサディオ・マネも右ウイングを担当できるため、ポジションの確保は難しい。

シェルダン・シャキリやディボク・オリギらの退団を含めて考えても、ベンチ入りすら困難かもしれない。獲得が報道されるRBライプツィヒDFイブラヒマ・コナテやジョルジニオ・ワイナルドゥム退団で空く新たなミッドフィルダー、そしてアタッカーと世代交代を促進するためにも若手有望株を補強しなければいけない。

次世代を担う選手たちを獲得するための資金として、FWハリー・ウィルソンは売却されるだろう。昨夏にはバーンリー移籍に迫っていた経緯もあるだけに、プレアミリーグのクラブが獲得に名乗りを上げる確率も高い。今夏にはリバプールの要求額が引き下げられる予想で、クラブは1000万ポンド(約14億円)〜1500万ポンド(約21億円)の範囲での売却を見込んでいる。

能力値からすれば格安な移籍金額となり、数多くのクラブが興味を示すはず。とくに正確なクロスを武器にする選手であり、前線に高身長な選手を有するバーンリーやウェストハムあたりには是が非でも欲しいプレーヤーだ。昇格組のノリッジやワトフォードにとっても、プレミアリーグ経験のある同選手は魅力的。

ついにローンから卒業する可能性が高いウェールズ代表FW。チャンピオンシップではちゃんとした数字を残しており、トップリーグでふたたび輝く日も近い…

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