プレミアリーグ昇格を決めたワトフォードは、チーム得点王の放出を容認か?

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Watford may sell Ismaila Sarr if Liverpool or Manchester United make bid 移籍

ノリッジ・シティに続き、チャンピオンシップ2位でプレミアリーグ昇格が決定したワトフォード。昨シーズンの降格から1年でふたたびトップリーグでプレーすることになったクラブには、精神的支柱でもあるトロイ・ディーニィーら主力級選手が残留したこともあり最速での復帰が叶った。

来シーズンはプレミアリーグに再挑戦で、激しい戦いが待ち受けると予想されるワトフォードだが、若き点取り屋を手放す覚悟があるようだ。チーム内得点王に輝く見込みのセネガル代表FWイスマイラ・サールはリーグ戦40試合13ゴール4アシストを記録し、エースの座をがっちりと確保している。

『The Athletic』の報道によれば、13ゴールを挙げたエースを残留させたい意向であるとしたものの、興味を示していると言われるリバプールやマンチェスター・ユナイテッドが具体的なオファーを提示した場合、方針を変更する可能性があるらしい。

昨シーズンはリバプールの無敗記録を止めた立役者であり、サディオ・マネがキャプテンを務めるセネガル代表の直々の後輩。プレミアリーグ王者はフロントスリーの世代交代を進めるためにも、昨夏から継続的に関心を抱いている。実際に夏と冬の2回にかけてオファー提示を行ったとの報道もあり、優先度は高い。

また、バックアップとしても貴重な戦力として期待できる。思うようにゴールを奪えないシーズンを過ごすセネガル代表の先輩マネやロベルト・フィルミーノに加え、モハメド・サラーには移籍の噂が絶えない。今夏での放出はなさそうだが、ディオゴ・ジョッタ以外に計算できる控え選手がいない現状を鑑みると、獲得に動いてもなにも不思議ではない。

ポルトガル代表FW含め、ローン先から戻るハーヴェイ・エリオットらとポジション争いをさせつつも、絶対的な存在ではなくなったきた前線3枚を入れ替えながら起用していき、徐々に新たなフロントスリーを形成させていければ、リバプールにとっては理想的な展開。

両サイドのウイングでプレーでき、フォワードでも機能する。スピードに溢れ、ドリブルスキルも卓越している。カウンターも強みに持つチームにおいて、相手ディフェンダーに恐怖を与える存在になり得る。しかし、4000万ポンド(約56億円)にも上る移籍金を設定しており、ビッグクラブであれ容易にオファーには動けない。

ハリー・ウィルソンやシェルダン・シャキリ、ディボク・オリギ、マルコ・グルイッチら戦力外と考えられる選手たちの売却から、どのくらい移籍金を得られるかが鍵になるかもしれない。クラブ運営では赤字を計上しているため、選手の人員整理なしでは新たな選手の獲得は難しい。

すでにフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテ獲得が目前へと迫っており、資金はより一層圧迫される。他にのストライカーもスカウンティングしており、ワトフォードFWだけがターゲットではない。巻き返しが期待されるリバプールにおいて、来季のフォワード陣の面子はどのようになっているのだろうか…?

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