オートメイテッド・オフサイド・コール(自動オフサイド判定)…早ければ2023年にプレミアリーグ導入か?

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Automated Offside Call might be installed into Premier League in 2023 未分類

プレミアリーグはVARやオフサイド判定が議論を呼び続けたシーズンを過ごした。審判団の判定基準が揃っていないことや最新テクノロジーを使いこなせないなど数々の問題点が浮き彫りになった。そのなかでも、オフサイド判定のときに引いているラインには懐疑的な目線が向けられ続けた。

ハリー・ケイン、パトリック・バンフォード、ウィルフレッド・ザハ…多くの選手が数ミリ単位の差でオフサイドとなり、ゴール取り消しの憂き目にあっている。リバプールもそのチームのひとりで、サディオ・マネの疑惑のオフサイド判定で、ジョーダン・ヘンダーソンがエバートン相手にあげた決勝点が取り消しになっている。

プレミアリーグはこの度、『自動オフサイド判定システム』の導入に一歩近づいた。HawkEye(https://www.hawkeyeinnovations.com/index.html)開発した『骨格追尾システム(Skeletal player tracking system)』を利用し、言葉通り自動でラインを超えているかどうかを判断できる。

HawkEyeはすでにプレミアリーグで導入しているゴールライン・テクノロジーを開発しており、リーグにおける実績は十分。数秒もかからずに、主審に通知が飛ぶ仕組みは高精度を誇っており、ミスらしいミスは発生していない。

昨年にはプレミアリーグでトライアルが実施された模様。概ね成功したため、来シーズンにはリバプール、チェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドのホーム戦にて導入される見込みだ。そして、早ければ2023年にはリーグ全体で利用される可能性があるという。

しかし、課題も多いのは事実。動きのなかで、ボールが相手に当たってパスが通った場合など主審や副審が見極めなければいけない。ゴールラインを超えたか超えてないか、単純な判断だけではなくなるため、テクノロジーに依存せずに付随するプレーを注視する必要がある。

それでも、現在引いているような曖昧なオフサイドラインを引かずに済むのは大きい。VAR担当の主観やどのタイミングで映像を止めるかにも影響を受ける判定からはおさらば出来そう。議論もサッカーの楽しみのひとつではあるが、疑念が残るような判定は早くなくなってほしい…

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