ASローマの下部組織で育ったMFロレンツォ・ペッレグリーニ。今シーズン後半戦にはキャプテンを務めるほど中盤の要に成長し、47試合11ゴール9アシストと素晴らしい成績を残した。しかし、トッテナムを解任となったジョゼ・モウリーニョが監督就任したことで、チーム内での序列が変わる可能性が漏れ伝えられている。
フル回転で負傷者に苦しむリバプールをサポートし続けたジョルジニオ・ワイナルドゥムが、契約満了で退団しPSGへの移籍を発表。カーティス・ジョーンズの成長は助けになるが、ナビ・ケイタらのパフォーマンスが上がらずに、放出候補のひとりとなっている。
最大2名退団の可能性を残し、ジョーダン・ヘンダーソンとジェームズ・ミルナーも加齢により負傷が多くなっているチーム状況下で、新たなミッドフィルダー探しは続いている。様々な選手への関心が報じられるなか、ローマMFロレンツォ・ペッレグリーニもそのひとり。
『Corriere dello Sport』によると、来年6月末で契約切れとなる同選手に対して、リバプールが2850万ポンド(約39.9億円)にも及ぶ金額で獲得オファーを提示したようである。契約延長交渉がまだ始まっていないイタリア代表MFだけに、売却のチャンスは十分に考えられる。
ユーロ2020大会でのイタリア代表にも招集されていたものの、負傷により代表から離脱。無念の夏を過ごすことになるASローマのキャプテンは、ユーロ開催期間に交渉が前に進むかもしれない。『The Mirror』では、リバプールが獲得レースの先頭を走っているとも報じられている。
ユーリ・ティーレマンス(レスター・シティ)やフロリアン・ノイハウス(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、イヴ・ビスマ(ブライトン)と実に多くのプレーヤーが獲得候補にあがっており、選手の名前を書き切るだけでも大変。
おそらくは1名だけの補強となる予定であり、移籍金額や支払い方法など交渉は難しいものになるはずだ。ディボク・オリギやシェルダン・シャキリら選手売却で資金を集めながらの戦いとなるため、例年以上にマイケル・エドワーズ(スポーツ・ディレクター)の手腕に注目が集まる移籍市場になりそう…