ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFWアダマ・トラオレが売却対象に…リバプールやマンチェスター・ユナイテッドが関心か!?

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Past Liverpool target Wolves forward may be sold over this summer 移籍

かねてよりリバプールの関心が伝えられ続けてきたウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに所属するスペイン代表FWアダマ・トラオレ。現在はユーロ2020にスペイン代表の一員として参加しており、ルイス・エンリケ監督からの評価も高い。

フロントスリーのバックアップ陣の強化を目指すリバプールは、昨夏に同じくウルブズからポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタを獲得。すぐさまチームにフィットし、前線3つのポジションのすべてをこなせるユーティリティ性と高い得点能力で3位フィニッシュの原動力となった。

ハーヴェイ・エリオットがレンタルから戻ってくるが、トップリーグでの経験値不足は否めない。ポテンシャルの高さは誰しも認めるところだが、プレミアリーグ奪還を狙うリバプールはさらなる攻撃陣の強化を進めている。

レスター・シティ移籍濃厚なRBザルツブルクFWパストン・ダカやワトフォードFWイスマイラ・サール、フィオレンティーナFWドゥシャン・ヴラホヴィッチら複数の候補の名前がメディアを賑わせるなか、昨年には獲得近づいていたとも言われるウルブズFWアダマ・トラオレの存在が急浮上してきた。

『90min』によれば、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズはスペイン代表FWの売却を検討しており、今夏の移籍市場での現金化を進める構えだ。リバプールやマンチェスター・ユナイテッド、リーズ・ユナイテッドが興味を抱いているとされている。

一昨シーズン、プレミアリーグで大ブレークした快速ウィンガーはリバプールとの関係が常に話題に上ってきていた。しかし、今シーズンは前年ほどのインパクトは残せず。リーグ戦37試合には出場したものの、2ゴール3アシストと苦しむチームを反映するような成績となってしまった。

それでも、一瞬のスピードと俊敏性に加えて、ムキムキの筋肉を有する上半身でフィジカルバトルでも負けない魅力を兼ね備える。ウイングポジションからサイドを抉りにえぐって上げるクロスは驚異的で、数多くのチャンスを作り出し続ける。

カウンターでも威力を発揮する能力は、モハメド・サラーやサディオ・マネらが繰り出す破壊力抜群のカウンターアタックの一翼を担える逸材だ。単独でのドリブル突破も魅力で、硬直する試合展開でリズムを変えるためにベンチに置いておきたい存在であることは間違いない。

ただし、ストライカーよりも純然なウィンガータイプの同選手と、リバプールがウィンガーに求める強みは少し異なる。右サイドで言えば、トレント・アレクサンダー=アーノルドが前線まで駆け上がり精度の高いクロスを供給できるため、前にいるウィンガーには中央に入り込んでの得点感覚が必要不可欠。

つまりは、右サイドでプレースタイルが似たり寄ったりしてしまうタイプの選手は必要ないのだ。それよりも、純然たるストライカータイプの選手、もしくはウィンガーでも得点への嗅覚に優れた選手が現実的なターゲットとなる。

資金源に余裕があれば、試合終盤で投入するジョーカーのような存在としてベンチに入れておくのも面白い。でも、新型コロナの影響で財政的にダメージを受けるリバプールにはそんな余裕はない。選手の売却益もミッドフィルダーや最優先にすべき得点力あるフォワードに費やす見込みで、毎試合ベンチに置く選手に対して大金は注ぎ込めないのが現状。

ヌーノ・エスピーリト・サント監督が退任し、ブルーノ・ラージ氏が監督に就任したクラブは転換期にある。これまで活躍してきた選手を売却し、その資金を新たな戦いに備えるための戦力に向けるのは理にかなっている。

ほんとうに快速FWアダマ・トラオレがウルブズを離れるのだろうか…リバプールの補強視点はもちろんのこと、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズの変革にも注目していきたい…

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