次々にタレントが登場するフランスにおいて、次世代を担うかもしれない逸材にプレミアリーグが熱視線を向けている。2020年1月、ASモナコに加入したMFオーレリアン・チュアメニは、フランスU-21代表でも4試合に出場しており、評価を高め続けている。
守備的ミッドフィルダーを主なポジションとしており、空中線に強く鋭いタックルで最終ラインを常にサポートし続ける。一方、攻撃面でも効果的なロングフィードを左右に送ることができ、後方からチームに攻撃のリズムを与えられる存在。
『90min』によれば、リバプールも獲得を狙っているとされる同選手だが、トーマス・トゥヘル監督率いるチェルシーが強い興味を抱いており、残り日数が少なくなった今夏の移籍市場で契約を結びたいようだ。
ASモナコはFCジロンダン・ボルドーから若きミッドフィルダー獲得のために、1500万ポンド(約21億円)を費やした。モナコでは約1年半のプレーとなるが、クラブは売却に前向きであり、3000万ポンド(約42億円)を要求している。
チェルシーとモナコの交渉はだいぶ前進しており、他のクラブを大きく引き剥がしている。ただし、獲得が実現したとしても、今シーズン限りはローン移籍扱いでそのままフランスに留める方針だそうだ。
リバプールにとっては、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜として適任と言える。ファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンしか中盤の底を担当できず、ジェームズ・ミルナーもできなくはないが、一列前が最適なポジションと言って差し支えない。
ヘンダーソンは近年負傷が続いており、ファビーニョもワールドカップ予選などの影響もありフル稼働は難しい。シーズンを戦い抜く戦力という視点だと、若干の手薄さを感じざるを得ない。
同じくフランス代表MFポール・ポグバとも比較される有望株は、新たなクラブと契約締結するのだろうか…?