24歳とキャリアも中盤に差し掛かり、この夏の移籍市場での退団濃厚とされていたリバプールDFナサニエル・フィリップス。サウサンプトンやバーンリー、ウェストハム・ユナイテッドなどが関心を示していると言われ、1200万ポンド(約16.8億円)前後での放出を検討していた。
フランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテが加入し、フィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメス、ジョエル・マティプが復帰。第5センターバックとして、カップ戦すら出場が危ぶまれる中、選手本人も移籍希望しているものと思われた。
しかし、適切な金額での獲得オファーが届かず。クラブとの長期契約に合意し、2025年までの4年契約を結んだ。これまで21試合に出場し、昨季は驚異的なヘディングの高さを武器に、緊急事態に陥ったセンターバック陣を支え続けた。
紆余曲折の末、最終的にはクラブ残留となった元ボルトンDFはLFC公式に喜びの声を寄せている。
「去年を経験して、このクラブから契約の話をもらえて光栄だよ。このままクラブに残って、必要な時にでも声をかけてもらえれば嬉しい。」
「次のチャプターが楽しみだし、何が起こるか静観し続けたい。」
「クラブが認めてくれたことは嬉しい。どんなチャンスが巡ってきても、もっとチームに貢献できるといいね。」
出番があるかはわからないが、いざという時には頼りになる存在。不満もあるだろうが決して表には出さず、自分が与えられた役割を全うする。チームにとって無くてはならない選手であり、今後もリバプールでのキャリアを全うしてくれるはずだ…