バルセロナの命運を託されたシャビ新監督が、かつて一緒にプレーしたこともあるリバプールMFチアゴ・アルカンタラ獲得を熱望か

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New Barcelona coach Xavi is keen to acquire Liverpool midfielder Thiago Alcantara, with whom he once played 移籍

サラリーキャップを乗り越えられず、チームの中心人物であったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団。メンフィス・デパイらフリートランスファーで新戦力を加えたものの、負傷者が多い影響もあり、リーグ前半戦は苦戦が続いている。

成績不振から元オランダ代表監督ロナルド・クーマン監督を解任したバルセロナは、クラブ・レジェンドのシャビを新指揮官として迎え入れた。ラ・リーガで9位に沈む順位とは裏腹にサポーターは盛り上がりを見せており、後半戦に向けた巻き返しに期待が高まっている。

かつてクラブの右サイドを豊富な運動量で支配した元ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスの復帰が正式発表。サンパウロ退団以来、フリーとなっていた右サイドバックのバルセロナ帰還は、さらに熱量を高める要因となっている。

それでも、シャビ監督の補強プランは終わりではない。若手も多くクラブに経験値を備えるために、スペイン代表のベテランミッドフィルダーが獲得リストに追加された模様。

移籍市場に詳しいポルトガル人ジャーナリストであるペドロ・アルメイダによれば、昨シーズンにバイエルン・ミュンヘンからリバプールに活躍の場を移した元バルセロナMFチアゴ・アルカンタラに強い関心を示している。すでにジョアン・ラポルタ会長にもスペイン代表MFの帰還希望を伝えているようだ。

バルセロナ・ユース出身で、トップチームでも100試合に出場。11ゴール20アシストを記録しており、類まれなるボール扱いで新進気鋭の若手ミッドフィルダーとして台頭した同選手は、2009年からドイツに移籍する2013年まで、シャビ現監督とともにプレーしている。

バイエルン・ミュンヘンには約7年間在籍。235試合31ゴール37アシストと見事な数字を残しており、驚異的なビジョンと高いパスセンスで中盤を牛耳った。バルセロナとバイエルンでチャンピオンズリーグ制覇の実績を積み重ね、2020年の夏に満を持してリバプールへと移籍した。

しかし、プレミアリーグでは度重なる怪我で満足のいく試合出場数を確保できていない。実質の稼働で言えば、昨シーズンの後半戦のみの6ヶ月。リバプールサッカーに苦労していたチアゴだが、ファビーニョの復帰で息を吹き返し、今季へ期待が高まる形でシーズンを終えた。

今シーズンはさらなる活躍を求められたが、現時点でリーグ戦5試合の出場に留まっており、本領発揮とは言い難い。敗れたウェストハム戦でリーグ戦復帰となったが、パスミスを繰り返すなど印象的なパフォーマンスには至っていない。

ユルゲン・クロップ監督の肝入りで獲得したとも言われるスペイン代表MFだが、負傷の多さには頭を悩まされる。ドイツ時代のプレーぶりをイングランドで披露しているは言えず、少々期待ハズレ感は否めない。

とはいえ、今シーズン中に手放すことはないだろう。中盤に負傷者が続出しており、クロップ監督の信頼も厚い。ただし、来年4月には31歳を迎えるだけに、今季を通して適応に苦しむようなことがあれば、来年夏の移籍市場での放出も可能性を帯びてくる。

ただし、まだバルセロナ改革は始まったばかり。低迷し続けるクラブの命運を託されたシャビ監督は、本格的にチアゴ・アルカンタラ獲得に乗り出すのか…?

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