ウェールズ代表でミッドフィルダーとして飛躍を遂げるDFネコ・ウィリアムズ…リバプールは売却に前向き?

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Liverpool open to selling defender Neco Williams as Wales midfielder makes breakthrough 移籍

幼い頃からリバプール・アカデミーで育ち、トレント・アレクサンダー=アーノルドのバックアップとしてトップチームに定着しているウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズ。右サイドバックを主戦場に、左サイドバックとしてもプレー可能。

ウェールズ代表では左ミッドフィルダーでプレーするなど、攻撃面でも評価を高め続ける若きサイドバックだが、リバプールでは出場機会に恵まれていない。コンディション不良の影響もあり、ここまでわずか4試合のみの出場に留まっており、プレミアリーグに限ってはワトフォード戦で途中出場した7分間だけ。

決して満足いくプレー時間を得ているとは言い難い状況だけに、ネコ・ウィリアムズは移籍を検討。『The Sunday Mirror』によれば、所属クラブは現状に不満を抱いているリバプールDFの売却に前向きで、1000万ポンド(約14億円)の移籍金と引き換えに退団を容認する構えを示している。

今夏にも放出候補のひとりに名前が挙がり、サウサンプトンやバーンリーら複数のクラブが完全移籍やローン移籍での獲得に興味を持っていた。結果的には、サイドバックのバックアップの枚数を苦慮したリバプールが放出を否定し、アンフィールド残留となった。

ただし、状況はよくならない。レギュラーのイングランド代表DFのパフォーマンスは全く低下せず、マンチェスター・シティ戦などは本職でないジェームズ・ミルナーが先発の座を掴んでおり、コーチ陣の信頼を得ているとは言えない。

さらには、2歳若い北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが、​カラバオカップ3回戦ノリッジ・シティとの試合でトップチームデビュー。偉大なる第一歩を踏み出した同選手は、続く4回戦プレストン戦でも出番を得ており、日に日に評価を高めている。

まだ筋肉量が足りず、フィジカル面での弱さは否めないが、ポジショニングやドリブル、スピードと非凡なポテンシャルを示し続ける。

直近のバックアップには、ジェームズ・ミルナーやジョー・ゴメスを起用。北アイルランド代表DFの成長を見守り、未来の右サイドバック2番手、まして世界でも有数のサイドバックに成長したトレント・アレクサンダー=アーノルドとポジションを争わせたい意向だ。

若手の突き上げによって、居場所を失いつつあるウェールズ代表DF。サッカー選手にとっては、移籍による出場機会の確保はキャリア形成でも必須。今夏にも噂に挙がったクラブがふたたび関心を抱くのか、そして、リバプールDFは新たなチャレンジを選択するのだろうか…?

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