今季のプレミアリーグで苦戦するリーズ・ユナイテッドで、ひとり気を吐いているブラジル代表FWハフィーニャ。2年目のシーズンで、さらなる飛躍を遂げる右サイドのウインガーは、力強い左足から強烈なシュートや素早いカウンターで、ゴールを陥れる。
先日報じられた報道によれば、リバプールも獲得を目指す同選手とドイツの強豪バイエルン・ミュンヘン移籍が近づいているような内容が伝えられ、5000万ユーロ(約65億円)でのブンデスリーガ挑戦の噂が過熱していた。
しかし、リーズ・ユナイテッドは売却の意思は全くなく、ブラジル・メディアの情報に踊らせれることはない。さらに、『The Athletic』によると、バイエルン・ミュンヘンから来年1月の移籍に関して、獲得オファーは届いていない。
ドイツ王者は関心を薄めており、今冬の移籍マーケットでの補強は難しいようだ。同紙の内容では、バイエルンはブラジル代表FW獲得に向けて、少なくとも同じくウインガーを売却せねばならず、補強プランが現実になる可能性は限りなく低い。
ハフィーニャ自身は、イングランドの古豪で満足しており、クラブは2024年まで契約を結ぶ同選手との契約延長に向けた話し合いを実施している。給与アップを想定しており、2024年を超えて、イングランド北部に残るように説得したい構えだ。
リバプールは一方で、フロントスリーの後継者を探し回っており、ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム・ユナイテッド)らとともに、トップターゲットとして選手の動向を追っている。契約問題にも揺れるエジプト代表FWモハメド・サラーの直接な後任にも挙げられている。
ただし、リバプールの優先順位はあくまでエジプシャン・キングとの契約延長。大幅な週給アップを提示する準備を進めているとも言われ、アフリカネイションズカップ後には進展が見られるかもしれない。
もしも、新契約が締結されると、バックアップ人員に対して5000万ユーロ(約65億円)前後の移籍金は高すぎる。サラーがあと2年くらい現状のレベルを維持してくれると想像すると、若手FWカイデ・ゴードンらにもフィジカルが整い、経験も積めることからチャンスが生まれる。
様々な考えが浮かぶ中、リバプールはどのような道を選択するのだろうか…?