カラバオカップやFAカップ戦で大活躍するも…リバプールFW南野拓実は現状の難しさを吐露

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Despite his great performances in the Carabao Cup and FA Cup matches... Liverpool's Takumi Minamino reveals the difficulties of his current situation チーム

リバプールの選手層の厚さはプレミアリーグだけじゃなく、世界を見回しても有数の戦力を誇る。そんな中でも、過去数シーズン圧倒的なコンビネーションと得点感覚でゴールを量産してきたフロントスリーの壁は高すぎる。

さらには、ディオゴ・ジョッタが2年前に加わり、この冬にはルイス・ディアスが加入。両選手とも加入直後からリバプールの戦術にフィットし、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらと遜色のない活躍を見せている。

一方で、ポジション争いで苦しんでいるのが日本代表FW南野拓実とベルギー代表FWディボク・オリギ。オリギに関しては、契約延長オプションが付随しているものの、今夏での契約満了に伴う退団が濃厚になっている。

南野拓実にも移籍の噂が挙がっており、この冬にはリーズ・ユナイテッドやASモナコがレンタルでの獲得を試みたとの報道が流れた。フロント・ファイブだけじゃなく、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらもウイングでプレーする試合もあり、後半戦はとくに出場機会に恵まれていない。

加えて、フロント・ファイブが揃ったバーンリーとのリーグ戦ではベンチ入りすら出来ずに、ルイス・ディアスの加入で完全に序列が下がってしまった。

リバプールでのポジション争いで窮地に追い込まれている日本代表フォワードだが、リバプールでさらなるプレー時間を確保するために全身全霊を尽くすことを明言しつつも、クラブ加入当初の記憶を思い返した。

「この瞬間を楽しみ、チームを助けることができると感じている。」

「残りのシーズンも全力を尽くすよ。」

「サッカー選手として、全ての選手が常に90分間プレーできるわけではなく、とくに自分の状況においては、とても難しい仕事だね。」

「リバプールでプレーしたい。でも、僕はリバプールで50回以上プレーしているし、それは良いことで、とてもうれしいね。」

「もっとやりたいし、もっとチームを助けたい。簡単なことじゃないけど、そのために全力を尽くしたいと思っています。」

「選手たちは、とても親切なんだ。ここに来たとき、僕は英語を全く話せなかった。ほんとに何も。(ジョエル・)マティプ、(サディオ・)マネ、(ナビ・)ケイタ、(シェルダン・)シャキリらドイツ語を話す選手たちは、ドイツ語でいろいろ教えてくれた。特に最初のシーズンは、とても助かった。」

プレミアリーグでは試合終盤の守備固めとして投入されることが多く、実力を示す時間が限られている。その一方で、カップ戦ではスタメンを張っている。今週末に決勝戦を迎えるカラバオカップでは、5試合中4試合で先発出場を果たし、4ゴール1アシストを記録。

FAカップでも、ここまでの2試合で45分以上プレーし、4次ラウンドのカーディフ・シティ戦では新加入のコロンビア代表フォワードの初アシストをゴールネットにねじ込み、チーム2得点目となるゴールを挙げている。

カラバオカップでのファイナル進出に大きく貢献した南野拓実だけに、決勝の舞台でもプレーできる可能性は高い。同じくカップ戦で活躍を続けるセカンドGKクィービーン・ケレハーの出場が明言されており、過密日程や負傷者も相まって、あわよくばスタメンに名前を連なる可能性すらある。

引き続き難しい立場に置かれている日本代表。もしも大舞台で出場できたのであれば、しっかりとゴールでチームに貢献し、今シーズン初タイトルをクラブにもたらしたいところ。そして、決定力を見せ付けて、今後のリバプール生活にもプラスに働くことを期待してやまない…

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