カラバオカップ制覇でおおはしゃぎ…クロップ監督は発煙筒を手にした若きFWハーヴェイ・エリオットを嗜める

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Carabao Cup victory is a big deal... Klopp admires youngster Harvey Elliott for holding a smoke bomb in his hand チーム

チェルシーとの熾烈なファイナルを制し、カラバオカップ優勝トロフィーを手に入れたリバプール。いまだに4冠を狙える立場にあり、まずは1冠を達成し、明日に控えるFAカップ・5次ラウンドに備えて準備を整えている。

優勝の瞬間はすべての選手が歓喜に酔いしれ、喜びを爆発させていた。ピッチ上で、バックルームで喜びの舞を披露するリバプールの面々は、120分間の末にPK戦を勝ち抜いた疲れも吹っ飛ぶほどに優勝を楽しんだ。

ただし、ピッチ上で優勝を祝い、サポーターと喜びを分かち合ったリバプールFWハーヴェイ・エリオットの行動が、イングランドサッカー協会(FA)に問題視されている。同クラブには正式な文書が届いており、なにかしらの対応が求められそうな展開だ。

問題となっているのは、サポーターがピッチに投げ込んだ赤い発煙筒を手にしてしまい、そのままスタジアムを歩き回った行為。写真映りは良いが、FAは英国内のスタジアムにおいて、パイロテクニクス(火工技術)を用いたアイテムの使用を禁止している。

若気の至りとも思える行動について問われたユルゲン・クロップ監督は同選手の行動が間違った行為である事実を認め、今後話し合う機会を設ける可能性を示唆。サッカー選手として適切な行動を取れるように成熟を促している。

「(ハーヴェイ・)エリオットとはまだ話していない。彼と話すか? – たぶんね。」 

「(ハーヴェイ・)エリオットはピッチの上ではとても若い。そして外ではまだ少し子供だ。でも、それは問題じゃない。」

「彼はミスを犯した。なぜなら、私たちはロールモデルにならなければならない。彼には伝えるつもりで、もう二度と同じことをしないと約束できる。」

「サッカー界で起きた最悪の出来事だと思うか? – そうは思わない。」

「なぜダメなのか、100%理解している。でも、あの瞬間は(私でさえ)はしゃいでしまった。彼はもう二度とやらないだろう。」

幼い頃からリバプールを応援し、今シーズンは開幕戦からトップチームに定着。リーズ・ユナイテッド戦で大怪我を負ってしまい、長期離脱を余儀なくされ、長きにわたるリハビリの末に復活を遂げていた。

カラバオカップ決勝でもジョーダン・ヘンダーソンに代わり途中出場を果たし、痺れるシュートアウトでもきっちりとゴールを沈めてみせた。気持ちが昂らないわけがない状態で、喜びに満ち溢れていたのは理解できる。

しかし、リバプールの選手として、さらにはサッカー選手として、周りが憧れる人間性を身につけることを期待したい。試合中もカイ・ハフェルツへの不用意なアクションを取っており、こうした場面でも感情をコントロールし、ヘンダーソンやミルナーを参考に精神的支柱へ成長してくれるはずだ…

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