ディボク・オリギ放出は誤った判断?- 元アーセナルFWがリバプールの決断に疑問視!

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Was the release of Divock Origi the wrong decision? - Former Arsenal FW questions Liverpool's decision! 未分類

“ラッキーボーイ” ディボク・オリギのリバプールでの時間は終わりに近づいている。今夏に契約満了を迎えるベルギー代表FWだが、リバプールは契約延長オプションを行使せず、今シーズン限りでの退団が既定路線だ。

ACミランが争奪戦をリードしていると言われ、ズラタン・イブラヒモビッチやオリビエ・ジルーらベテラン陣の後継者として、長身フォワードの獲得を試みている。フリーでの移籍となるため、移籍金は存在せず、選手側と契約合意さえできれば移籍が成立する。

昨シーズンよりもプレー時間が少なくなっている同選手だが、リバプールの放出するという判断に疑問を抱いているのが、元アーセナルFWイアン・ライト。イングランド代表にも選出経験を持つアーセナル・レジェンドは、リバプールがベルギー代表フォワードを放出すれば、戦力ダウンは否めないと持論を展開している。

「彼が行けば、リバプールは負ける。」

「ベンチ要員だと思われるかもしれないが、リバプールファンやクロップ監督は知っているし、選手たちも知っている。」

「選手たちだって、場面によっては、彼を途中投入して欲しいと思うことはあるはずだ。もし今リバプールがディボク・オリギを放出したら、フィルミーノ、マネ、サラー、ジョータがうまくいっていないときの “重要な” ピースを排除することになると思う。」

「もし彼らが(エバートン戦の)前半のような45分間に直面するなら、ディボク・オリギは必要になる。彼が他の場所に行ってプレーする可能性があると言われようとも、リバプールにとって不可欠な存在だし、彼がそれを感じ取っているように、今シーズンもこの段階ではディボク・オリギの領域に入ってきている。」

Wrighty’s House

2014年にリバプールと契約を結んだディボク・オリギだが、アンフィールドでは鳴かず飛ばずの成績で、2017/18シーズンにはヴォルフスブルク(ドイツ)にレンタル移籍を経験。プレー時間を確保し、リバプールに復帰した翌シーズンには一躍サポーターのお気に入りの仲間入りを果たした。

プレミアリーグでこそ出場機会は少なかったものの、チャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦で劇的ゴールを奪い、決勝進出に貢献。トッテナム・ホットスパーとの決勝でも得点を挙げ、全世界にその存在を轟かせた。

2019/20シーズンには、フロントスリーのバックアップとして出場機会を増やした同選手。ただし、スタメンで出場した際のパフォーマンスは芳しくなく、途中出場で試合の流れを変えるほどの存在になり得なかったが、それでもプレミアリーグで優勝を飾ったチームを助けるプレーを見せた。

翌年にはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが加入し、この冬にはコロンビア代表FWルイス・ディアスが加入。年々フォワード陣内での序列を落としていったベルギー代表フォワードは、出番を求めて、今夏にリバプールを去る。

“持っている選手” であることに間違いないが、その一瞬のために日々ベンチを温め、ときにはベンチ入りすら許されないサッカー人生は酷すぎる。選手としてのキャリアを再興するためにも、個人的にはリバプールの判断は正しいと言わざるを得ないと思っている…

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