今シーズンも36歳ながら中盤にエネルギーを注入し、試合を締める役割を担ってきた元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。途中出場も多いが、今季は39試合に出場を果たし、まだまだトップレベルで活躍できることを証明し続けた。
2015年の夏に、マンチェスター・シティからフリーで加わったリーズ出身ミッドフィルダーは、精神的支柱としても副キャプテンを任され、カラバオカップとFAカップ決勝では、しっかりとPKを沈め、両大会での優勝に大きく貢献。
カップ戦で若手が多く出場する試合では、例え休暇が与えられていてもベンチ近くに座り、鼓舞し続ける姿はなんとも頼り甲斐がある。そんな同選手は今季で契約満了となるため、シーズン中に契約更新オファーを提示されており、リバプール残留か他クラブへの移籍かを検討していた。
『The Athletic』によれば、ジェームズ・ミルナーはリバプールと1年間の契約に合意し、新たに2023年6月末までアンフィールドでプレーすることが決定した。その際には、大幅な給与カットを受け入れており、クラブへの忠誠心を表した。
名前こそ出ていないが、プレミアリーグからは2つのクラブがより高い給与で、しかも2年契約を提示していた。他にも、メジャーリーグサッカー（アメリカ）からも関心が届いており、移籍先のオプションは複数存在していたようだ。
過去48時間以内に契約合意に至ったリバプールとジェームズ・ミルナー。今週中には正式発表がなされる見込みで、来年には37歳になるベテランプレーヤーのいぶし銀の活躍に期待が集まる。
本職の中盤だけじゃなく、右サイドバックや左サイドバックとその柔軟性も高く評価され、いざというときに穴を埋める能力は見事。来シーズンもあの激しくも、チームへの貢献度の高いプレーで、リバプールをふたたびプレミアリーグ優勝争い、ならびにチャンピオンズリーグ決勝に導く…