2シーズン前、主力センターバックが相次いで離脱したディフェンスラインを支えた若きDFリース・ウィリアムズ。ナサニエル・フィリップスとのコンビで、苦しい陣容の中で、プレミアリーグ3位フィニッシュに大きく貢献した。
昨シーズンは主力組が復活し、フランス代表イブラヒマ・コナテが加入。リバプールで居場所を失った同センターバックはスウォンジー・シティに1年間のレンタル移籍。加入直後こそスタメンで出場したが、徐々に出番を失い、昨シーズンの途中で両クラブ合意でレンタル移籍を解消していた。
今夏もプレシーズンに参加していたが、マンチェスター・ユナイテッド戦ではお粗末なミスで得点を献上。プレミアリーグのスピードに対応するためには物足りず、トップチーム帯同は考えにくい。今季もレンタル移籍が大本命だが、チャンピオンシップの複数クラブが関心を寄せている。
英『The Daily Mail』によれば、中でもブラックプールが強い興味を抱いており、今シーズンいっぱいでのローン移籍で獲得を目指している。昨季は見事に失敗しているだけに判断は慎重にならざるを得ないが、ブラックプールからの関心はホンモノのようだ。
昨季は16位でシーズンを終えた同クラブは、さらなる守備陣強化をするためにも、リバプールの若きディフェンダーをチームに迎え入れたい構え。そして、プレミアリーグ昇格を争いライバルたちとの競争を勝ち抜き、自動昇格が決まる2位以内を目指す。
21歳のセンターバックは、新たな場所でプロサッカー選手として成長を続けることになる。その新天地は、ブラックプールになるのか、もしくは別のクラブになるのか、今後の去就を見守っていきたい…