新シーズンは、彼らに注目?昇格組にいるプレミアリーグで戦う “元” リバプール所属選手たち

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Are they the ones to watch in the new season? 'Former' Liverpool players fighting in the Premier League in the promotion group 未分類

プレミアリーグ開幕が迫り、各クラブは新シーズンでより良い成績を残すために補強を繰り返している。昨季のプレミアリーグ覇者マンチェスター・シティは、アーリング・ハーランドやカルバン・フィリップスらビッグネームを加えた。一方、ギリギリで優勝を逃したリバプールは、ダルウィン・ヌニェスやファビオ・カルヴァーリョら若き才能に投資を行った。

アーセナルやトッテナム・ホットスパーら上位チームも着実な補強で戦力アップに成功。新オーナーが誕生したチェルシーは、移籍市場で出遅れたものの、カリドゥ・クリバリやラヒーム・スターリングら大型補強を敢行している。

他のリーグに比べて、お金に余裕があるクラブも多いプレミアリーグにおいて、アストン・ヴィラやウェストハムらも代表クラスの選手をチームに迎え入れており、世界で最も競争が激しいリーグが幕を開ける。

注目ポイントは補強以外にもある。今季チャンピオンシップから昇格を決め、トップリーグで戦う昇格組。フラム、ボーンマス、ノッティンガム・フォレストの3チームは熾烈なリーグで残留確定以上に、より良い位置でシーズンを終えることを狙っている。

そんな3チームには、リバプールとゆかりの深い選手たちが在籍している。優勝争いや、チャンピオンズリーグ争いにも注目が集まる中、リバプール・サポーターとしては過去にプレーした選手たちの活躍ぶりにも目を配りたい。

ドミニク・ソランケ(ボーンマス)|昨季成績:47試合30ゴール7アシスト
ドミニク・ソランケ

チェルシーU-23と契約満了に伴い、2017年にリバプールに新天地を求めた元イングランドU-21代表FWドミニク・ソランケ。恵まれた体躯に、優れた身体能力には大きな期待をもって迎え入れられ、未来を担うフォワードになるはずだった。

しかし、全盛期を謳歌していたフロントスリーの壁を超えられず、”ミラクル・ボーイ” ディボク・オリギらとのバックアップ争いにも敗れ、アンフィールドでは通算27試合1ゴールのみに留まり、期待ハズレのパフォーマンスに、クラブ側の判断は早かった。

プレミアリーグで結果を残していないストライカーに対して、ボーンマスが将来に向けた投資を行い、2400万ポンド(約33.6億円)もの移籍金で売却。ボーンマスでも鳴かず飛ばずで、クラブはチャンピオンシップに降格。同リーグ1年目には15ゴールを決めると、昨シーズン覚醒の時を迎えた。

アレクサンダル・ミトロヴィッチ(フラム)が記録的なゴール数を奪い、印象が薄くなってしまったものの、シーズンを通して30ゴールを決め切り、ストライカーとして急成長。今季は、プレミアリーグを舞台に、成長した姿を見せるべく、二桁以上のゴールを狙う。

ハリー・ウィルソン(フラム)|昨季成績:43試合11ゴール21アシスト
ハリー・ウィルソン

2005年に遡り、当時8歳だった “後の” ウェールズ代表FWハリー・ウィルソンはリバプール下部組織に加入。クラブ内で順調にステップアップし、2017年にはFAカップ・プリマス戦に途中出場を果たし、念願のトップチームデビューを飾った。

その後は出場機会に恵まれず、ハル・シティやダービー・カウンティ、ボーンマス、カーディフら複数クラブをローン移籍で渡り歩く。ボーンマス時代にはプレミアリーグも経験したが、リバプールでは常に放出候補に挙げられ、毎年のように完全移籍が噂され続け、2021年夏に晴れてフラムに移籍を果たした。

ウェールズ代表では、ガレス・ベイルを凌いで最年少出場記録(16歳207日)を保有。非凡な才能を有したウインガーもいまや25歳。経験値を積んだ昨シーズンは、得点とアシストで二桁数字に乗せ、改めて能力の高さを見せ付けた。

右ウイングを主戦場に、切り込んでからのシュートやクロスは相手ディフェンスにとって脅威そのもの。今シーズンは、舞い戻ってきたプレミアリーグで、自慢の左足が通用することをふたたび証明する。

タイウォ・アウォニイ(ノッティンガム・フォレスト)|昨季成績:43試合20ゴール5アシスト
タイウォ・アウォニイ

2015年、リバプールに加入したナイジェリア代表FWタイウォ・アウォニイは、労働許可証を得ることができずに、ローン移籍を繰り返した。フランクフルトやムスクロン、KAAヘント、マインツなどにレンタルでプレーすると、2020-21シーズンにはウニオン・ベルリンで攻撃陣を引っ張る活躍で、翌年には同クラブに完全移籍。

ちょうどそのタイミングで、イギリスでの労働許可を手に入れたが、結局はリバプールでは出場なしでチームを去った。ドイツでは屈強なフィジカルと得点感覚で、ブンデスリーガ5位入りに大きく貢献。

2021年にはナイジェリア代表デビューを飾り、順風満帆な2シーズンを送った同ストライカーは、ついにイングランド国内でプレーできる機会を手にした。プレーオフを勝ち抜き、トップチームに昇格を決めた古豪ノッティンガム・フォレストが、大柄なフォワードに白羽の矢を立てた。

ドイツで磨き続けた能力で、待ちに待ったプレミアリーグで爆発するかもしれない。肉弾戦では容易に負けないため、屈強なセンターバック陣とのバトルも問題なさそう。アンフィールドでの試合は、選手にとっても、リバプールにとっても感慨深い瞬間になるだろう。

ネコ・ウィリアムズ(ノッティンガム・フォレスト)|昨季成績:23試合2ゴール5アシスト
ネコ・ウィリアムズ

わずか6歳でリバプール入り。下部組織で順調に成長し、U-18やU-23カテゴリーを超えて、トップチームに帯同。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのバックアップとして数シーズンを過ごしたものの、伸び悩んでいる印象が強かった。

ジョー・ゴメスやジェームズ・ミルナーらが右サイドバックを務めることもあり、若手DFコナー・ブラッドリーも台頭。さらには、今夏の移籍市場でスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイがチームに加わり、リバプールでの居場所を失ってしまった。

昨シーズンの後半戦は、チャンピオンシップで優勝したフラムにレンタル移籍。加入直後からレギュラーに定着すると、後半戦だけで15試合2得点2アシストを記録。カタールW杯への切符を掴んだウェールズ代表でも、プレーオフを勝ち抜いたチームで、スタメンとして活躍して見せた。

プレミアリーグでも経験豊富なサイドバックは、久しぶりのプレミアリーグ昇格を決めたノッティンガム・フォレストの一員として、攻守両面で走り回る。当面の目標は残留だろうが、さらに能力を高め、世界最高峰リーグでも有数のディフェンダーに成長するかもしれない。

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