リバプールにとってのチャンピオンズリーグ開幕戦。ナポリでのグループステージ第1節ではふたたび “体たらく” を晒すことになった。試合序盤から不安定なディフェンスを突かれ、2度のPKに加えて、3点を献上。前半で試合が決まってしまった。
プレミアリーグ開幕節フラム戦から相変わらずパフォーマンスレベルは向上せず、ボーンマス戦での大勝にも関わらず、クロップ・サッカーの本当の姿を見せるには至っていない。ニューカッスル戦での劇的勝利も助けにならず、勝てる見込みを感じないチームになってしまっている。
一時代の終焉を感じざるを得ない展開には、かつてマンチェスター・ユナイテッドやリーズ・ユナイテッドで主力を張り、イングランド代表としても絶対的なセンターバックとして君臨したリオ・ファーディナンドも苦言と批判の声を挙げている。
「監督として、あるいは選手として受け入れられないのは、努力と欲望の欠如だ。選手が走らなかったり、戻ろうという気持ちがなかったりするとね。」
「(ジョー・)ゴメスはミスを犯したが、戻ってチームメイトを助けなければならないのに、トレント(・アレクサンダー=アーノルド)はそうしなかった。」
「リバプールはからかわれ、恥をかかされ、見せしめにされた。この結果はずっと続いている。彼らは精彩を欠き、気迫と決意と欲望を欠いていた。」
BT Sport
まだまだシーズンも序盤。これからの巻き返し次第ではプレミアリーグでの上位フィニッシュやチャンピオンズリーグ決勝トーナメント勝ち上がりも夢ではない。
何かを変えなければならないリバプールだが、ユルゲン・クロップ監督含めてコーチ陣はふたたび常勝軍団にチームを作り変えることができるのだろうか…?