2022年の冬、ポルトからリバプールに活躍の場を移したコロンビア代表FWルイス・ディアスは、加入直後から周りとの抜群の連携を見せ、すぐさまチームに欠かせない存在となった。昨季も怪我なく過ごし、全大会を通じて51試合に出場すると、13ゴール5アシストを挙げた。
相手を惑わすステップでのドリブルに加えて、スピーディな突破から左ウイングでチャンスを作り出し、ゴール前にも顔を出す。決定率こそ改善の余地があるものの、27歳のウィンガーはアルネ・スロット体制でも主力を任されるかに思われた。
ところが、真逆の記事が公になった。海外メディア『Football Insider』によれば、リバプールは同選手に対してのオファーに耳を傾ける方針を決めた模様で、バルセロナやパリ・サンジェルマンらが獲得に乗り出す可能性があるようだ。
左ウィンガーに関しては、ニューカッスル・ユナイテッドFWアンソニー・ゴードンを巡り、交渉の席に着いていたことが判明し、レッズはイングランド代表の快速ウィンガーを気に入っているとの報道が流れている。
コロンビア代表FWに加えて、コーディ・ガクポやディオゴ・ジョッタらが控える。十分な戦力を揃えており、左ウィンガーの獲得の優先順位は低いと見られていただけに、現有戦力の去就に影響を及ぼすかもしれない。
ただし、現時点ではリバプールが主力選手を手放すわけもなく、元エバートンFW確保に至らなかった経緯から退団のシナリオは考えにくい。
想定しにくい、また考えたくない、27歳の元ポルトFWのアンフィールド退団はあり得るのだろうか…?