元カメルーン代表のベテランDFジョエル・マティプがアンフィールドを離れ、ディフェンスリーダーのオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクも33歳とキャリアの終盤に差し掛かる中、新たなセンターバック確保の噂が飛び交ったリバプール。
ゴンサロ・イナシオ、ウィリアム・パチョ、ピエロ・インカピエら左利きのセンターバックを中心に様々なディフェンダーの名前が浮上するも、この夏の移籍市場においてリバプールは最終ラインに新戦力を迎え入れることはなかった。
一方で、イングランド代表DFジョー・ゴメスが退団を希望しているとも言われる中、センターバックの補強は優先度の高い課題だ。
海外メディア『Football Insider』によれば、リバプールは同じくマージーサイドに本拠地を置く地元のライバルチーム、エバートンの22歳DFジャラッド・ブランスウェイトに関心を示しており、将来に向けてリストアップしているようだ。
この夏にはマンチェスター・ユナイテッド移籍が取り沙汰されていた若きセンターバックは、PSVアイントホーフェンでのレンタル移籍で急成長すると、昨シーズンはスタメンに定着。41試合に出場し、3ゴールを挙げた。
当初はプレミアリーグの速さに苦戦する姿も見えたが、慣れてからはチームの中心として安定したパフォーマンスを披露。1.95mと高身長にも関わらず、足元もうまく、センターバックの左側を担当できることから、リバプールが視線を向けていても不思議はない。
しかし、実質的に地元のライバルからの補強は困難を極める。関心が本物だとしても、互いの立場的にも交渉は難しそうだ。万が一、エバートンがプレミアリーグから降格すれば可能性も出てくるが、その場合はメガクラブ同士による争奪戦が勃発し、財政的にリバプールが手出しできないかもしれない。
はたして、リバプールは驚きの補強を実行に移すのだろうか…?