契約満了とともに、アンフィールドを離れて、レアル・マドリードでの新たなチャレンジを決断した26歳DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。リバプール一筋にも関わらず、移籍金すら残さずに退団を決意した同選手には、先日アンフィールドで開催されたアーセナル戦で大ブーイングが巻き起こった。
擁護する声もあるが、これも本人の意思で、イングランド代表DFはそれを受け入れなければならない。一方、その代役候補となる21歳DFコナー・ブラッドリーは上々のパフォーマンスを見せており、来シーズンに向けて評価を高めている。
新天地となるレアル・マドリードは今夏、クラブワールドカップに参戦予定。大会は6月14日からスタートし、それに間に合わせるため、スペインのクラブは契約満了となる6月末よりも早めの合流を希望していると報じられている。
金融のエキスパート、ステファン・ボーソン氏は、リバプールとマドリードは早期退団に合意するだろうと見解を述べた。その理由として、マージーサイドのクラブは100万ポンド近くを節約できることを挙げ、ビジネス視点では早く手放すのメリットが大きいと語った。
「合意に達するだろう。」
「あまり高額にはならない。みんなが大きな数字について話しているのは知っているけれど、シーズンの終わりから6月末まで、リバプールは基本的に選手が休暇を過ごすためにお金を払っているんだ。」
「レアルでプレーすることを阻止したいのかもしれないが、そのためにかなりの額を支払わなければならないのだろうから、それはないだろう。6月の休暇中も給料を払うとなると、100万ポンドは軽く超えるだろう。」
「それを彼らが望むとは私には思えない、だから彼らはそれについて大人になると思う。少額の補償を望むかもしれない。100万ポンドとか、そういうだけのものをね。」
「でも、彼がレアル・マドリードと早く契約するのであれば、給料を払わなくて済む分節約にもなることを忘れてはいけない。おそらく、リバプールから支払われる最終年俸に関連する可能性が高いだろう。
「もしかしたら、最後の1ヶ月間リバプールに留まった場合、ボーナスが発生するかもしれない。それはどのような契約であれ考慮しなければならないだろう。」
「だが、もしリバプールが自分たちで節約をすることができるのであれば、それはビジネスの観点から見て、彼らにとってかなり魅力的なものになる。」
Football Insider
来シーズン、クラブにいない選手を積極的に試合で起用する必要もないリバプール。すでにプレミアリーグ制覇を決めており、正直なところモチベーションを維持するのに苦労しており、チェルシー戦では敗戦、アーセナル戦では引き分けとパッとしない結果に終わっている。
プレシーズンにも参加しないだけに、アレクサンダー=アーノルドを満了まで囲っておくのは意味がない。プレミアリーグ最終節をもって、すぐにレアル・マドリードに合流しても何ら不思議はないが、どうなるのだろうか…?