ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツやスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク、フランス代表FWウーゴ・エキティケらビッグネームを補強したリバプールだが、ここまでは新戦力が完璧にフィットしているとは言い難いもどかしい展開が続く。
最近の試合でこそ、ヴィルツを左ウイングに、ドミニク・ソボスライを右ウイングに置き、中央でアレクシス・マック・アリスターがバランスを取るフォーメーションがハマってきたが、オランダ代表FWコーディ・ガクポの怪我からの復帰やモハメド・サラーが大会から戻ってきたときのアルネ・スロット監督の選択には注目が集まる。
一方で、リバプールはさらなる積極的補強に乗り出すかもしれない。イタリア紙『Tuttosport』によれば、マージーサイドのクラブはユベントスの次世代を担う逸材、トルコ代表FWケナン・ユルディズに関心を示しているようだ。
他にもアーセナルらプレミアリーグ勢とことごとく関係が報じらており、その才能は誰の目にも明らか。20歳という年齢も魅力的で、近い未来に新たなチャレンジに歩んでいても不思議はなく、その先はイングランドになる可能性も高い。
とはいえ、トリノのクラブはエースを手放すつもりはない。ユルディズとユベントスの現在の契約は2029年6月までと、まだ十分な期間が残されている。 にもかかわらず、ユベントスは契約延長交渉を最優先事項と位置づけ、驚くべき条件を提示。年俸を600万ユーロまで引き上げるオファーを準備し、各国のメガクラブからの関心を突っぱねたいところ。
リバプールにとって、左ウィンガーは補強も見据えるべきポジションと言える。現時点ではガクポが絶対的な立場を築いており、スロット監督のお気に入り。昨シーズンまで所属していたルイス・ディアスはドイツの地で伸び伸びプレーしており、控えには17歳FWリオ・ングモハのみになっている。
フェデリコ・キエーザもプレーできるが、スロット体制ではセンターフォワードとして起用されることが多く、ウーゴ・エキティケはアレクサンデル・イサクの怪我もあって、左ウィンガーでの起用はさらに少なくなるだろう。
ユルディズの創造性、得点能力、そして両足から繰り出される予測不能なプレーはヴィルツにも近しいものを感じる。そのため、同じチームに中盤のテクニシャンはいらない。少なくとも8000万ポンドという大金を投じてまで補強を進めるポジションとも言い難い。
センターバックや右ウィンガーが最優先課題であり、トルコ代表のタレントに白羽の矢を立てる必要ははなそうだ。とはいえ、その能力は疑いの余地はなく、スピードやドリブルで相手を振り切る純然たるウィンガーがいらないということであれば、アンフィールドからもオファーが届くかも知れないが、現時点ではそのストーリーは描きにくい。
はたして、強豪クラブが熱視線を送るケナン・ユルディズは、イタリアの地でさらなる成長を手にするのか、もしくは別のリーグで自らの力を試すことなるのだろうか…?
