移籍中止の噂もメディアには出ていたが、正式にスウォンジー・シティとリバプールが契約合意に達し、リアン・ブリュースターのローン移籍が発表された。すでにウェールズに向かい、チームに合流しており、半年間の武者修行が待っている。
現在チャンピオンシップ6位のスウォンジーは、プレミアリーグ昇格に向けてバトルを繰り広げている最中だ。3位ブレントフォードと12位カーディフとの勝ち点差はわずか6ポイント。1ゲームすら落とせない熾烈さを極めており、ブリュースターはまずはスタメン奪取、さらにチームをプレミアリーグに導くほどの活躍を求められている。
ライバルはかつてアトレティコ・マドリッドに所属していたボルハ・バストン。昨シーズンはデポルティーボ・アラベスにレンタルされ、今期から正式にエースの地位を確保した。すでに6ゴール1アシストを決めており、強力なライバルとなるだろう。
ウイングに目を移すと、スウォンジーがプレミアリーグで旋風を巻き起こしていたメンバーであるウェイン・ルートリッジやネイソン・ダイヤーをはじめ、クリスタルパレス所属のアイェウと同姓同名のジョルダン・アイェウ、クリストファー・ピーターソンとの競争が待ち構える。
今シーズンはトップチームとの帯同も多かっただけに、そこでの経験を存分に活かしつつも、強みである快速と得点力を武器にローン移籍を価値のあるものへと変えて欲しい。昨シーズン、ダービーでブレイクしたハリー・ウィルソンのような成功を納めてくれることをただただ祈っている。