ヨーロッパリーグ準優勝、チャンピオンズリーグ優勝、そして目前に迫るプレミアリーグ制覇。ユルゲン・クロップ就任以来、リバプールは年々強さを増し続けている。リバプールOBで、ジェラードとアロンソと共に139試合プレーし、ボール奪取に優れたハビエル・マスケラーノは驚きを隠せない。
「リバプールを離れた10年経つけど、当時のチーム状況から今のチームとしての完成度は想像できなかった。クロップは改革を成し遂げるため、全員が共通のイメージを持つために、クラブのみんなをうまくまとめたと思うよ。」
2010年にバルセロナ移籍。新天地では、守備的MFだけに止まらず、センターバックとしても活躍。直近はバルセロナを離れ、中国を経由し、現在は地元アルゼンチンで現役を継続している。ドルトムントで指揮を取っていた時代からクロップに注目しており、戦術的にリバプールをより完璧なチームへと育て上げたクロップの手腕を称えている。
「前線からの激しいプレスで席巻していたドルトムントの監督をしていたクロップには以前から着目していたし、まさに今のリバプールと同様の戦い方。」
「少し違うのは、今のリバプールはダイレクトサッカーだけでなく、ポジショナルプレーも取り入れられること。この使い分けが、もっと強力なチームになるキッカケを与えたね。」