30年ぶりとなるイングランド王者に輝いたリバプール。優勝決定後はいまいちパフォーマンスレベルが上がらず、マンチェスター・シティに大敗し、バーンリーに引き分け。アーセナルにも凡ミス連発で、リーグ中断前まで1敗しか喫しなかったチームとは思えない。
モチベーションの維持は難しい。ある意味で消化試合でしかなく、熱量で言えば、若手選手の方が実力を示そうとしている姿が窺い知れる。長年待ちわびたリーグ優勝に、新型コロナでの長期間の中断、無観客試合と気持ちが高まらないのは仕方ないのかもしれない。
チェルシーをアンフィールドに迎えるホーム最終戦を前に、アンディ・ロバートソンが語った言葉にサポーターは安心することができる。
「プレミア優勝をたまたまにするのではなく、優勝して当たり前なクラブになりたい。毎年優勝する余韻を味わいたいし、昨年チャンピオンズリーグを制覇して、高いモチベーションを維持したまま、プレミア王者になれた。」
「僕たちのモチベーションはふたたび高まるし、来シーズンも狙えるすべてのトロフィーを獲得しに行くよ。」
「チームは明らかによくなっている。それは他のクラブも一緒で、新戦力を迎えてギャップを縮めようとしている。来季も強さを維持できるかわからないけど、気持ちは高めていくよ。このクラブのため、トロフィーを勝ち取りたい気持ちは常にここにある。みんなこのユニフォームを着たときの責任は理解しているし、受け入れている。」
「監督はいつも100%を出せるように導いてくれる。それはキャプテンも同じさ。良いキャラクターが揃っているし、決して甘えることはない。」
まずはジョーダン・ヘンダーソンがプレミアリーグ優勝トロフィーを掲げる瞬間を待ち望み、その瞬間をふんだんに味わいたい。
来シーズンは気持ちをしっかりとリセットして、今季のように圧倒的な強さを発揮し、プレミアリーグ連覇への道を力強く踏み出して欲しい。