トレント・アレクサンダー=アーノルド…自身が持つディフェンダーによるプレミアリーグアシスト記録を更新

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トレント背番号 記録

アンフィールドでの今シーズン最終戦。チェルシーを迎えたリバプールは、ナビ・ケイタのスーパーゴールで幸先よく先制。トレント・アレクサンダー=アーノルドのフリーキックやコーナーからのこぼれ球をジョルジニオ・ワイナルドゥムが蹴り込み、前半だけで3得点。ハーフタイム直前に1点返されたが、2点リードで前半を折り返す。

後半もリバプールが優勢に試合を進める。トレントによる後方からの超絶クロスに走り込んだロベルト・フィルミーノのヘディングが決まり、3点差に。チェルシーはクリスティアン・プリシッチを投入し、巻き返しを図る。

直後にドリブルで4人を交わしてペナルティーエリアに侵入し、タミー・エイブラハムの得点をアシスト。リバプールのミスからプリシッチ本人にも得点が生まれ、1点差に迫った。

しかし試合終了間近にリバプールのカウンターが決まる。ボールを受けたサディオ・マネが前線に走り込んでいたアンディ・ロバートソンにパス。ロバートソンはそのままドリブルでジョルジーニョを交わし攻め込み、クラウンダーのクロスを上げると、アレックス・オックスレイド=チェンバレインがゴール。チェルシーGKケパも反応していたが、止めきれなかった。

この試合でリバプールによっての4得点目フィルミーノのゴールをアシストしたトレント。これでプレミアリーグ(PL)アシスト数を13アシストに伸ばし、昨年成し遂げたディフェンダーによる最多アシスト数を自ら越えてみせた。

PLアシスト数で、トレントより上位に位置しているのは19アシストのケビン・デ・ブライネ(マンC)だけ。PLアシストランキングで2位に付けており、最終節で記録をどこまで伸ばせるか注目だ。昨年に引き続きロバートソンも11アシストを記録しており、2位と3位がサイドバックという異常事態が発生している。

以降ディフェンダーでランクインしているのは、リュカ・ディニュ(エバートン)とセサル・アスピリクエタ(チェルシー)のみ。それぞれ7アシストと6アシストをあげている。

89ゴールを挙げた昨シーズンに比べ、今シーズンは37節時点で82ゴール。7ゴールも少ない中で、アシストを量産し続けている。2度のチャンピオンズリーグ決勝を経験し、プレミアリーグ制覇を21歳にして達成したトレント・アレクサンダー=アーノルドはどこまで成長し続けるのだろうか。

そして目標としているキャプテンの座を射止めることができるだろうか。最終節では自身の記録更新に期待しながらも、来シーズン以降のアシスト部分以外での影響力の向上に刮目していきたいところ。

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