アンディ・ロバートソンしか左利きレフトバックがいないリバプール。ここ数年間、補強ポイントにあげられながらも、獲得成功ならず。ジェームズ・ミルナーの献身性に助かれてきたものの、34歳となった元イングランド代表にMFに集中する時期が来たようだ。
シーズン途中から獲得候補に挙がっていたジャマール・ルイス。所属するノリッジの降格決定とともにリバプールは本格的な交渉に乗り出した。1000万ポンド(約14億円)とも言われる移籍金の支払いには前向きであり、貴重なバックアッパーとしての獲得を狙っている。
ただロバートソンの控えは確実で、試合出場数の減少は避けられない。2019/20シーズンでは、全コンペティションで33試合に出場した北アイルランド代表レフトバックが耐えられるかが移籍実現の鍵となる。
一方で、ノリッジがヤセル・ラローチ獲得に興味を示していると伝えられる。FAカップにも出場したラローチは、トップチームでの出場が制限されるリバプールからの退団を望んでいる。昇格組のリーズ・ユナイテッドやプレーオフで惜しくも敗れたブレントフォードも関心を抱いており、獲得競争が繰り広げられそうだ。
ジャマール・ルイス獲得交渉にヤセル・ラローチが含まれるかは分からない。それでも、移籍金額を抑えられる可能性が高く、ルイスと入れ替わる形でカナリーズ加入という流れになっても不思議ではない。