無尽蔵のスタミナと優れたテクニックで中盤を牽引するジョーダン・ヘンダーソンの後継者レイトン・クラークソン

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7歳からリバプールアカデミーで育ち、最近長期契約にサインしたレイトン・クラークソン。幼少期は地元ブラックバーンのクリザロー・ウルブズでプレーを重ね、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドでのトレーニングに参加した上で、リバプールを選択した過去を持つ。

中盤を縄張りに、攻撃的MFから守備的MFまで幅広くこなせるバーサタイルプレーヤー。テクニックに恵まれたイングランドMFは、カラバオカップのアストン・ビラ戦に途中出場し、トップチームデビューを飾る。FAカップのシュルーズベリー戦では守備的MFで先発出場し、チームの勝利に貢献している。

基本情報

名前:レイトン・クラークソン(Leighton Clarkson)

誕生日:2001年10月19日

出身:イングランド ブラックバーン

ポジション:ミッドフィルダー

経歴:リバプール

秀でたテクニックとパスセンス

最も魅力的な能力は、クラークソンが持つテクニック。ファーストタッチやドリブル、ロングフィード、試合を読む力に優れており、相手に囲まれても決して慌てない。左に右に精度の高いロングボールでディフェンスを左右に振りながらも、中央にスルーパスも通せる。

スティーブン・ジェラードがアカデミーで指揮していた頃に寵愛を受け、密なトーレニングセッションを受けた過去からも、ポテンシャルの高さは窺い知れる。現アシスタントコーチを務めるペップ・リンダースも、クラークソンの才能に惚れ込んでおり、高く評価する1人である。

フリーキックなどプレースキックにも定評があり、アカデミーでは任させることもしばしば。キック力やいろんな蹴り方で回転をかけられれば、もっと重宝されるはず。肉体強化で筋肉量を増やし、全体的なパワーを付けつつも、技術を磨くことが急務である。

中盤を支配するスタミナと躍動感

ゲーゲンプレスを基本とするリバプールの中盤には圧倒的な運動量が欠かせない。その点、クラークソンは激しいプレッシングを継続的に行え、試合の最後まで走りきれる体力を備える。気持ち面でも臆することなく、相手選手に向かっていけるだけの精神力も有している。

攻守における切替えも申し分ない。クロップサッカーの原則を理解し、それに近い能力を持っており、ポテンシャルは高い。粘り強い守備も行えるため、中盤にはもってこいの選手と言える。

ただ、線の細さは弱点になりかねない。その上で、判断の早さやポジショニングなど総合的に強化が必須。すでに特徴のある選手だけに、それらを伸ばしつつも、弱点を相対的に強化していかないといけない。トップチームの練習にも参加しているため、そこで多くを学べるはずだ。

シーズン前に行われたコミュニティシールドではベンチ入りしており、その才能にはコーチ陣もお墨付き。カーティス・ジョーンズとともに、将来の中盤を形成することは間違いなし。今シーズンはスケジュールが過密なだけに、もしかするとリーグ戦でも出場機会が得られるかもしれない。

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