リバプールとチェルシーが、オランダ代表の新星MFライアン・グラフェンベルフ獲得競争を繰り広げる?

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Chelsea to rival Liverpool for £30m Ajax starlet Gravenberch 移籍

プレミアリーグ強豪リバプールとチェルシーが、アヤックス所属の逸材MFライアン・グラフェンベルフを補強すべく、獲得レースの先頭を走っている。3000万ポンド(約42億円)とも言われる移籍金は両チームにとって問題はない。昨シーズンからトップチームに定着しているオランダ代表の次期エースには、2チーム以外にも関心を示しており、今夏にかけて熾烈な競争が繰り広げられる。

18歳にして、アヤックスのトップチームで52試合に出場しており、8ゴール7アシストを記録している。オランダ国内ではすでに実績十分であり、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグにも出場経験も持つ。今年3月にはオランダ代表デビューも飾っており、代表の一員として3試合で出番を得ている。ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)とも比較される才能は、誰もが認めるところ。

年齢に似合わない落ち着いたボール捌きに、卓越したテクニックを有する。1.90cmと高身長で、空中戦でも強さを発揮し、細い体躯の割には当たり負けもしない。ドリブルやパス精度も高く、激しいプレッシングを受けてもボールロストしない。守備面でもインターセプト能力に優れ、素早く激しいプレッシングは望めなさそうだが、ファビーニョのような非凡なポジショニングと読みでフィルターとして機能する。

『Gazzetta dello Sport』によれば、今夏の移籍市場でリバプールとチェルシーとの獲得競争がヒートアップすると報じている。チェルシーのトーマス・トゥヘル監督がオランダの若き才能を強く求めており、中盤を強化するために最適な人材であるとし、獲得リストの最優先に置いているようだ。

フランス代表MFエンゴロ・カンテやイタリア代表MFジョルジーニョ、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチらとリーグ屈指の中盤を形成するかもしれない。メイソン・マウントをより攻撃的なポジションに移すことで、過激なポジション争いを避けられる。しかし、リバプールの関心も相当強く、困難なミッションになるだろう。

今夏での退団が濃厚で、グラフェンベルフと同じくオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜探しは活発化している。さまざまな選手の名前が報道される中、バルセロナ移籍の可能性が高まっている元ニューカッスルMFが担当しているポジションを埋める選手として、また長期的な後継者として、ライアン・グラフェンベルフの優先度を高めている模様。

ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが期待値以下のパフォーマンスを継続しており、チアゴ・アルカンタラも本来のレベルには達していない。カーティス・ジョーンズの台頭は嬉しい悲鳴だが、インサイドハーフを任せるにはあと数年必要そう。

加えて、ボール奪取や激しいプレスを遂行できる選手の数が乏しく、フィジカル的にも強さを発揮できるアヤックスMFはうってつけの人材と言える。さらには、ジェームズ・ミルナーとジョーダン・ヘンダーソンもともに30歳オーバーであり、ゲーゲンプレスを担える可能性がある若手MFは喉から手が出るほど獲得したいはずだ。

リバプールがオランダ代表ヤングスターを手に入れるのか。それとも、チェルシーが手中に収めるのか。はたまた別のクラブが獲得に成功するのか。それとも、アヤックス残留に落ち着くのか…ジョルジニオ・ワイナルドゥムの後継者として、誰を据えるのか見ものである…

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