RBライプツィヒDFイブラヒマ・コナテとの交渉が進むリバプール。フィルジル・ファンダイク、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプに加えて、オザン・カバクの買取オプション行使も可能性が高まっており、ナサニエル・フィリップスやリース・ウィリアムズもおり、フランスU-21代表DFの加入で十分な陣容を整えることになる。
選手がリバプール移籍を希望している中、いまだに正式発表には至っておらず、サポーターはヤキモキしている。最終局面で交渉が頓挫することはよくあり、まだまだ予断を許さない。RBライプツィヒとしても、フランス代表DFダヨ・ウパメカノが来季からバイエルン・ミュンヘンでのプレーが決定しており、主力センターバックを2枚とも失いたくないのが本音。
『TuttoSport』によれば、リバプールとエバートンがトリノDFグレイソン・ブレーメル獲得の準備を進めており、2500万ユーロ(約32.5億円)の移籍金での獲得を狙っている。同じくセリエAで戦うACミランやインテル・ミラノも関心を示しており、ブラジル人センターバックの去就が注目を集めている。
2018年にアトレティコ・ミネイロから加わったグレイソン・ブレーメルは、イタリアサッカーへの適応期間を経て、2019/20シーズンから主力として活躍。今季は32試合に出場しており、チームに欠かせない存在として君臨している。また4得点を奪っており、攻撃面においても脅威となっている。
パワフルなフィジカルを持ち、空中戦に絶対的な強みを有している。果敢に激しくタックルにいくことも恐れず、ボール奪取能力にも優れる。ブラジル人らしく足元のテクニックも問題なく、ロングフィードも及第点。数多くのクラブにとって、貴重なセンターバックになることは間違いない。
しかし、リバプールはイブラヒマ・コナテ獲得を最優先に考えており、現時点で交渉に動くとは思えない。動向を追っている可能性は考えられるものの、具体的なオファーへは結びつきにくい。
とはいえ、RBライプツィヒDFを逃した場合、さらには序列が下がりそうなジョエル・マティプが退団を希望した場合には、本格的に乗り出すかもしれない。
基本性能やポテンシャルに関しては、イブラヒマ・コナテがいくぶんか上手であり、優先順位は崩れない。すべてはRBライプツィヒや選手本人、そしてメディカルチェックを突破できるかにかかっている…