カーディフ・シティ会長メーメット・ダルマン氏は、リバプールに戻ったウェールズ代表FWを呼び戻したい意向

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Cardiff outline Harry Wilson transfer plan ahead of Liverpool loan return チーム

ウェールズ代表FWハリー・ウィルソンは出番を求めて、カーディフ・シティへとローン移籍を決断。チームの主力として輝きを放ち続け、38試合7ゴール12アシストと素晴らしい結果を収めた。見事なシーズンとなったが、所属元はリバプールであり、シーズン終了とともにアンフィールドへと帰還している。

近年はダービー・カウンティやボーンマスとレンタルを繰り返しており、昨年夏にはバーンリーやスウォンジー・シティから強い関心が伝えられ、具体的なオファーも提示されていた。しかし、移籍金で折り合えずに完全移籍が実現しなかった経緯がある。

精度の高いクロスやプレースキックを武器に躍動したウェールズ代表は、ロングシュートでも威力を発揮する。スルーパスにも長けており、チャンピオンシップのみならず、数多くのプレミアリーグクラブにとって貴重な戦力になること間違いないプレーヤーだけに、カーディフ・シティは完全移籍での獲得を望んでいる。

カーディフ・シティで会長を務めるメーメット・ダルマンは契約期間が残り12ヶ月を切ったフォワードに言及し、来シーズンも同選手を留めておきたい意向を明確にしている。

「リバプールはハリー・ウィルソンを売却すると予想している。そして、リバプールは我々が連れ戻したいことを理解している。」

「もしも彼の去就について動きがあれば、リバプールがいち早く知らせてくれると信じているよ。」

リバプールのアカデミーで育ったウェールズ代表FWも、すでに24歳と中堅に差し掛かっている。実力からもレンタルを繰り返す時期を脱しており、特定のクラブで継続的なプレーが必要だ。リバプールでは、いまだプレミアリーグでの出場機会を得られておらず、今夏での放出が既定路線と言える。

昨年にも完全移籍に迫っているため、放出には前向き。残るは移籍金問題だが、契約期間が少なくなっており、多額の金額は望めない。クラブも昨年ほど強気で交渉に臨めない。いくぶんか妥協した移籍金でも放出やむなしとの決断を迫られる局面が出てきても不思議ではない。

驚異的なシーズンを過ごし、負けなしでリーグ戦を終えたスティーブン・ジェラード率いるレンジャーズFCや、同じくプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドらが獲得準備を進めていると噂されており、移籍先の候補数には困らなさそうだ。

複数クラブが獲得を目指す可能性が高いフォワードだけに、リバプールは移籍金の吊り上げを狙うかもしれない。とはいえ、先述の通り、フリー退団を避けるためにも割安価格での売却もあり得る。どちらに転ぶかはわからないが、放出は免れない。

プレミアリーグでも十分に輝けるハリー・ウィルソンの新天地はどこになるのだろうか…

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