プレミアリーグを3位で終えたリバプールは、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を確保に成功。順位とチャンピオンズリーグ出場に伴う賞金を確定させたクラブの動きは早かった。数ヶ月前から獲得に近づいていると噂になっていたRBライプツィヒとの交渉を一気に締結した。
今夏の補強第1号となったフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテにサポーターが歓喜しているなかで、リバプールは2人目の獲得完了に迫っている。現在もガーナ国内でプレーし、ステッドファストFCに所属するガーナU-20代表MFアブドゥル・ファタウ・イサハクとの交渉が大詰めを迎えている。
17歳ミッドフィルダーは、力強い左足でのキック力を持ち、ストライドの長いドリブルで相手ディフェンスと対峙する。年齢に似合わない強靭なフィジカルを備えており、プレミアリーグで言えば、アーセナルでプレーするFWニコラ・ペペに近いプレースタイルを有している。
報道によれば、150万ポンド(約2.1億円)の移籍金でのクラブとは合意に至っている。ガーナ代表の一員として臨んだアフリカU-20ネイションズカップでは、トーナメント最優秀選手に選出されるほど、将来を嘱望される逸材だ。
バイエル・レバークーゼンへの移籍が目の前まで迫っていた同選手だが、契約を結ぶ直前で破談となっている。ドイツ・メディアによると、同選手の側近が問題となり契約締結に至らなかったようだが、具体的な内容は明かされていない。
破談を知ったリバプールは素早く動き、すでに選手とも5年契約で合意を取り付けている。ただし、就労許可の関係上、ヨーロッパのクラブへとローン移籍で経験を積みつつ、就労ビザ取得に向けて動き出す見込みだ。
映像を見る限り、期待を抱かせるほどのプレーぶりに心が躍る。即戦力ではないものの、近年でアカデミーが充実し始めているリバプールだけに、近い将来のファースト・チームが楽しみでならない…