余剰人員の整理を進めるリバプール…FWディボク・オリギ売却で約28億円の収入を期待!

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Divock Origi is for sale with an amount of £20m of offer チーム

豊富な資金力で数々のトッププレイヤーを補強し、リーグアンで無類の強さを誇っているパリ・サンジェルマンを破り、今シーズン頂点に輝いたLOSCリール・メトロポール(リール)から2014年に加入したディボク・オリギ。1年間のローンを経て、2015年夏に正式リバプールの一員となった。

加入後2年間は貴重な戦力として、多くの試合に出場した元ベルギー代表は、モハメド・サラーが加入する前の2016/17シーズンには43試合11ゴールを記録した。しかし、絶対的な地位を確保できなかった同選手は翌シーズンにはブンデスリーガへレンタル移籍。出番は得たものの、圧倒的なインパクトを残せず、リバプールへと帰還した。

ローンから戻った2018/19シーズンは、ディボク・オリギにとって忘れらないシーズンとなった。試合数こそ多くないが、チャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦で決勝ゴールを奪うと、一躍シンデレラボーイに躍り出た。決勝でもゴールを決め、チャンピオンズリーグに大きく貢献した。

昨年は強力フロントスリーのバックアップとして、さらなる活躍を期待されていた。ただ、目立った活躍を見せられず、昨年夏にはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが入団し、序列は下がるばかり。ローン先で大爆発したハーヴェイ・エリオットが戻ってくることもあり、来季のポジション争いはさらに熾烈を極める。

過去2シーズンでの低調なパフォーマンスに加えて、十分な戦力が整い始めている事実を受け、リバプールは元ベルギー代表を売却リストへと記載。完全移籍での放出を望む同クラブは、シェルダン・シャキリやハリー・ウィルソンらも含め人員整理を着々と進めている。

『The Athletic』によると、昨季のプレミアリーグ王者は移籍金2000万ポンド(約28億円)での売却を見込んでいるようだ。ベルギー代表への復活を目論む同選手にとっても、試合にしっかりと出て、自らの実力を証明できるクラブへの移籍は願ったり叶ったり。

現時点で具体的なクラブの名前は出ておらず、コロナ・パンデミックの影響で財政悪化に苦しむクラブも多い。最近はインパクトどころか、試合にすら出られていないストライカーだけに、2000万ポンド(約28億円)の金額は高すぎるようにも思える。

一方でさらなるローン移籍は好ましくないため、多少値下がりがあったとしても売却に舵を切るだろう。ヨーロッパの舞台で輝いたかつてのベルギー代表FWは、今夏どのクラブへと旅立っていくのか…注意深く動向を見守っていきたい…

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